中国語とクラシックギター。正直、共通点がなさそうですよね?そう思いませんか?
日本のコロナ自粛生活中に同級生のプロギターリストの益田正洋と彼のユーチューブチャンネルの話をする機会があったのですが、そこで中国語学習者にとって参考になる話がありました。
今回は中国語とは全く違うクラシックギターとの共通点を通じて、中国語学習のレベルアップのきっかけ作りにしてもらえればと思います。
プロである彼のクラシックギターの技術的な話を聞いていると(※もちろん私に分かりやすく省略している部分もあると思いますが)、根本の部分ってどんな業界でも意外と類似点が多いのかもと思ったのです。
ギターの手の動きと中国語の発音と
益田くんはコンサート活動以外にもCDリリースや生徒さんにギターレッスンなどの活動をしているのですが、雑談の中でギターを持つ手の動きの話をしてくれました。
要約すると左手右手の一つ一つの手の動き、持ち方、弦の弾き方・弦の押さえ方、地味だけど基本で大切。そして手の動きを間違えて覚えると長い目で見て怪我の元になってしまう。
どうしても一つの曲を弾きたいから、大切な基本の手の動きを蔑ろにして、一曲弾きたい気持ちが強くなってしまう生徒さんもいるそうです。
もちろん生徒さんの意見も尊重させ、単調になってしまう基本の手の動きもバランス良く指導しているとの話でした。
この話を聞いて「中国語と何が似てるの?」と思われるかも知れません。
ギターの手の動きの話を聞いてピンときた中国語の発音との共通点
中国語でまず大切なのって発音なんですよね。この発音の習得とクラシックギターの手の動きという部分が非常に共感できたんです。
発音の練習も単調でつまらない。中国語の会話をしたいのに発音って何だよと。
私は彼の話を聞いて思ったのは「中国語の会話に当たる部分が一曲であったり、ひとフレーズ」なんじゃないかという点でした。
ギターと違い発音を間違えても怪我には繋がらないかも知れませんが、発音練習を蔑ろにすると変な癖がついて正しい発音を覚えられない。
一曲だけ弾ければいい(ひとフレーズだけ話せればいい)という場合は、省略した訓練だけでいいのかも知れませんが、いろんな楽曲を楽しみたい(いろんな会話を楽しみたい)のであれば、基本の手の動き(基本の発音)は、しっかり習得する方がいいんじゃないのかな?とプロギターリストからの会話で気がついた出来事でした。
どんな事でも基本的な考えには共通項が
ギターに限らず意外とどんな世界や趣味、習い事も同じ部分があるんじゃないでしょうか?
アナタにも自分が得意な事や仕事で習得している技術など、人より優れる何かがあると思います。優れていなくても自転車に乗る訓練の時に感じたこと等に置き換えてもいいと思います。
それらの基本的な考え方と、語学や音楽の習得の道のりや過ちって、遠いようで近い部分があるのかな?と益田くんの、ギター談義を聞いて中国語に置き換えて思った話でした。
実はあと2つ、類似しているなと思った出来事があります。それはまた次回にご紹介。