名言、頂戴しました!星3つです!!
昨日の発音についての記事、会員の方から反響がありましたので、ちょっと今回も発音について続きを。
こんなお便りがありました。
専門学校で発音をビシビシ矯正された思い出が・・・。
あんな発音、こんな発音を習う時にカタカナ音ではなく、ピンイン音だよと。
大変気持ちのこもったお便りだったのですが、
私的に一番印象的なコメント部分は、
「中国語の発音は一つの壁。ただひとたび身につければ一生の宝になると思います」という所でした。
うーん正にその通りだと思います。しっかり習得すると一生の宝になりますからね。
事実、四声を含めた音を正しく発する事が出来ないと相手に伝わりません。
勉強に余り費用は割きたくない、どこまで継続するか分からないし初期投資は抑えたい、趣味の範囲なので手軽にやりたい等など考え方や置かれている環境もあるので、強制はできませんが、それでも独学はキケンだと思っています。
発音だけではなくスポーツ、勉強など何事にも基本の型というのがあると思います。
守破離という言葉があるように、まずは基本の型を忠実に覚え、基本を抑えた上でその型が自分に合っているか研究し、自分の型を作り上げていく。独学が基本通りであればいいですが、違うと大きく修正が生まれてしまいます。
私も授業で教師と教科書の言うとおりに覚え、自分に合っているかを復習して研究し、自分の音に調整をしていきました。
私たち外国人が完璧に近い音を出すのは難しいのも事実ですが、先生や教材でこんな音の出し方をするって言っていたな。というのを頭の片隅に覚えておきたいものです。
知識を持たずに出来ないより、知識を持って出来ない方が、出来ない要素を潰す対策を考えられますし、不安が幾分減るのでは無いでしょうか。
以前400近くある音節を一声から四声まで分けた資料をご紹介しています。
「知らないと大損。中国語発音一声二声三声四声、声調一覧表。声調【声调】」
黄色い部分はピンインとしてはあるものの、音として発音しない物です。発音しない音もあるんだ。という事を理解しておきましょう。
そして自分が得意な音、得意ではない音を理解しましょう。得意不得意を自分自身で理解して、苦手な音を集中して特訓する。
多分得意な音は大抵が日本語と近い音、日本語にもある音です。
出来ない音は舌の動き、口の動き、空気の発し方、音の出し方が日本語と違います。これについては再度教科書と教師の口の動きを研究して実践。
近い音でも厳密に言えば少し矯正が必要です。「チュ」と「QU」が違うようにです。ただまずは大きく違う点から始めていかないと、あれもこれも違うと感じてしまい学習意欲が落ちて続けにくくなります。
自分の音とお手本の音が近いかを確認して教師にチェックを仰ぐ。チェックを仰ぐためには、自分の音の形(口の形)がある程度、理解していないとチェック依頼ができません。
また今はスマホという心強いツールがあります。教師に苦手とする発音をお手本音源として録音させてもらう。
その音源を元に自分の音をスマホに録ってみる。それを比較して繰り返し聞いてみる。違うなと思ったら口、舌の位置、空気の発し方を変えてもう一度録音して聞いてみる。
自分の音を比較することは残酷な現実が待っているかも知れませんが、客観的に音を聞くことができ、違いが分かると思います。
このサイトでも普通語一級の音源を苦手な音源別にご紹介していますので、聞き取って比較することも可能です。
※発音に関する記事はコチラから。
もしご紹介している音源以外で苦手な音があればご連絡を。ご紹介していきたいと思います。
地味ですが繰り返し続けると、教材や教師の音と自分の音のズレが分かります。ズレが分かり調整して同じ音ができるまでが大変ですが完成させ、一つでも覚えると舌の位置関係、喉の動かしかた等が分かり始めるので、それ以外の調整も比較的簡単になります。
極端な言い方ですが、日本語を発する時以上にオーバーに口・舌を動かしましょう。本当にオーバーに。そのため口周りの筋肉を使って筋肉痛になるのですね。
そして女性には嬉しい特典が。中国語をレッスンすると口周りの筋肉も鍛えられ、ほうれい線がリストアップされるかも!中国語発音美容術、一石二鳥かも知れません。