上海の夏の名物料理。毎年夏になると食べたくなる麺料理、冷麺。冷麺と聞くと、冷やし中華や韓国の冷麺を思い出すかと思いますが、上海の冷麺はこんな感じ。
これは三丝冷面と呼ばれ、もやし、ピーマン、人参、豚肉の細切りが載っています。
タレはピーナッツペーストに、醤油とごま油。それぞれの風味がバランス良いハーモニーです。
そして最大の特長は冷麺と言いつつ、冷たくない点。ヒンヤリ冷たかったり、韓国冷麺だと氷が入ってキンキンですが、中国の冷麺は「熱を冷ました」という表現が正しいです。
元々ギンギンに冷えた食品を食べる習慣がない中国。伝統の食べ物である、冷麺は冷やしていないのです。
冷ましただけでも、普段の食事が暖かな物が中心なので、十分冷たいという事になるのです。これと同じく、ワンタンも夏仕様が。冷やしワンタン。
これも一旦熱を通したワンタンを、プレートに広げて冷ましたワンタンを準備。
お客が注文するとプレートのワンタンを皿に乗せ、ピーナッツペーストベースのタレをかけて食します。お好みでお酢を混ぜたり、ラー油を食べる人も。
朝ごはんでもOKですし、ビールのお供に、昼の食事などとして上海人に楽しまれています。上海にお寄りの際は是非お試しを。癖になる味です。
冷麺を店舗で食らう!
今日の振り返り!中国語発声
冷 (lěng) 冷ます