夏の昆虫「セミ/蝉」ですが、中国語では「蝉(chán)」「知了(zhī liǎo)」と2つあるのをご存知でしょうか?そしてナゼ2つ呼び方があるのか?

夏の音を奏でる蝉は中国では食材としても扱われていたりと中国と日本での蝉の違いについてご紹介したいと思います。

通勤途中で見かけた蝉の脱皮

通勤の道すがら。大学キャンパスを抜けて地下鉄まで行くのが、普段の通勤経路なのですが、今日は夏らしい出会いがありました。

それはコレ、セミの脱皮をライブで見ることが出来ました。昆虫嫌いの方、スミマセン。
蝉の脱皮
日本の実家は木々に囲まれていた環境だったので、ごく自然に夏になるとセミの脱皮を見ていましたが、中国ではめっきりご無沙汰でした。

中国に来て初めて見たセミの脱皮。小さい頃は抜け殻を洋服に勲章のように、沢山つけて広場を駆けまわったのを思い出しました。

中国語には2つある蝉の表現

セミの中国語は日本語と同じ「蝉(chán)」と呼ばれています。しかし!もう一つ呼び名が。その中国語は「知了(zhī liǎo)」

この中国語はセミの鳴き声から来ていて、中国人には「ヂーリャオ、ヂーリャオ!」と、聞こえているようです。

「知了」は話し言葉として使われていますが、書道などでも季語として使われます。「蝉」と書くよりも、「知了」と書いた方が、視覚からセミの鳴き声が伝わってきて、より夏のリアリティがイメージできるそうです。

中国人と日本人で違う感覚ですね。

音を楽しむだけではなく、食される中国の蝉

また、セミは中国の一部のエリアでは、蝉の幼虫を素揚げや煮て「食し」ます。新幹線の構内で瓶詰めしたセミの煮付けを発見!さすがに購入までは至りませんでした。。。
夏の昆虫、素揚げセミを食べる。昆虫【昆虫】
中ごくの駅で売られる蝉の幼虫

今日の振り返り!中国語発声

蝉/知了 (chán/zhī liǎo) セミ