3月の「清明节(Qīn gmíng jié)清明節」になると中国人はばたつき始めます。清明節はお墓参り中国語では「扫墓(sǎo mù)」の季節なのです。中国人では早朝になると大移動を行い墓参りに向かいます。

ここでは中国人とお墓参り事情、お墓参りで中国人が行う行動、上海近郊の霊園情報などをご紹介。

清明節は早朝から大移動。中国人の墓参り事情

清明節は中国人に取って大切な休暇。お墓参りをして祖先の供養を行います。
中国の自宅の近所にある葬儀会社

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例年この時期は民族大移動のシーズンと化します。

まずは何時に出発するかを念入りに時間調整。墓が何処にあるのか、にもよりますが、基本明け方から出発。

これ、皆が近郊へ墓参りを行うため、例年高速道路が大渋滞を起こしてしまいます。

そんな大渋滞を避けるためにも、明け方に起きだして、ゾロゾロと移動を初めます。上海の場合だと800万人が移動します。トンデモナイ数です。

マイカーがない家庭もありますので、地下鉄、長距離バスなどの公共交通機関は、臨時便を増設して対応にあたっています。

中国人が墓参りで行う7つのこと

墓参りで中国人が行うこと。日本と基本的に変わりませんが、こんな感じです。
打扫(dǎ sǎo)
墓石の周りをチョッチョット掃除。

买花(mǎi huā)
花を購入して、献花をします。

烧香(shāo xiāng)
お線香をあげます。

香烟(xiāng yān)
先祖がタバコやお酒を吸ったり飲む人だったら、タバコや酒をあげる。

燃烧(rán shāo)
紙で出来た偽物のお金や洋服、日用品や自宅、車などを燃やします。

鞠躬(jū gōng)
深くお辞儀をして礼。場合によってはご先祖様に、一言二言言葉を伝えるようです。

磕头(kē tóu)
場所によっては、額を地につけての拝礼。※地方で色々と違いがあります。

その後は爆竹をケタタマシク、バラバラバチバチと鳴らして、帰りに親戚一同で食事をして解散。

何につけても食事が重要。ご先祖様の供養の後には、生きている親族の方で親睦を測ります。

ご先祖供養に行けない!という人は代行お墓参り屋という。日本と同じ商売もあります。先祖を供養する気持ちは日本と同じなんですね。

上海近郊にある霊園情報

中国に先祖は無くとも興味あり!という方は、お墓参りに訪ねてみては?上海近郊の霊園情報です。

松鹤墓园
上海国際サーキット場西側の嘉松北路3485号
地下鉄11号線上海サーキット場駅を下車
(地図はココから)

长安墓园
嘉定区嘉安公路3688号
地下鉄11号線上海サーキット場駅を下車
(地図はココから)

宝罗瞑园
宝山区罗店苗圃路350号
地下鉄7号線美蘭湖駅を下車
(地図はココから)

枫泾公墓
金山区枫泾镇林园路168号
(地図はココから)

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