IT革新の進み具合というか融合が半端ないなぁと思う中国です。
日本は残念ですが周回遅れ以上になっているのでは無いでしょうか?
日本の高速道路でも導入が進んだETC。
渋滞緩和にも役に立ち小銭不要で利用者は多いのでは無いでしょうか。
中国でも同じくETCの利用者は増加をしていたのですが、
ETCを更に上回る動きが始まりました。
それが電子マネーを使った料金決済システム。
中国のETCはフロントガラスに設置したETC読取機に決済カードを接続。
料金所のアンテナでETC読取り認識して料金決済を行い、
決済と連動してゲートの開閉を行っていたのですが、
中国では何かと問題が残っていました。
日本と同じ問題点は機器を自費で購入しなければ行けない点。
ETCの機器をフロントガラスにセットする煩わしさがある点。
そして中国固有の問題として全国のETCが使えない点。
友人に聞いて知ったのですが、
上海で取り付けたETCは上海を含む華東エリアで使えても、
華北エリアなどに行くと使えなくなるのだとか。
中国の高速道路は各省で管理経営をしているため、
お互いの決済環境が連動していない事が関係しているのでしょう。
そんな中国特有の問題点をひっくるめて更に便利になりそうなのが、
アリババが開始した高速道路決済システム。
高解像度な定点カメラと文字認識ソフトの技術を活かして、
車体のナンバープレートを読取り高速道路の利用料を決済する仕組み。
運転手は自分のスマホでアリババのアリペイ決済機能と
自動車のナンバープレートをリンク。
高速道路を利用する際に電子マネー決済が利用できるようになります。
各省での高速道路での利用もアリババのシステムと連動。
お互いの省のETCが使えないという難題もクリアーしているようです。
日本の高速道路は利権がごちゃごちゃ関係していそうですが、
こんなサービスが採用される日は来るのでしょうか?
中国でも日本以上に利権が絡んでいるのかも知れませんが、
アリババが先行投資で高速道路の決済システムを全省で統一化。
利用者が多く必ず現金回収が見込めるサービスに電子マネーを採用。
こりゃー先行投資しても直ぐ様資金が回収できそうです。
MAG2ニュースで「日本が周回遅れ」の記事が公開されていますが、
周回遅れどころでは無く、ぐるり二周遅れかも知れません・・・。
日本は最近あれこれやるとすぐに叩かれ、
のびのびと何も出来ない風潮がありますが、
チャレンジして失敗しても、
次の成功に活かせるチャンスが多い国であって欲しいですね。
行動しないと新し体験とは出会えませんから。
今日の振り返り!中国語発声
收费站 (shōu fèi zhàn) 料金徴収所
高速公路 (gāo sù gōng lù) 高速道路