上海新しいサービスがついにスタートです!
以前、地下鉄の改札口でQRスキャン対応の改札口が準備され始めた
と、ご紹介しましたが、ついに実運用が開始!
関連記事:ついに上海の地下鉄にスマホQRをスキャン対応か?改札【检票】
改札口にアピール用のスキャンのシールが貼り付けられていたので、
ネットで調べると20日に実運用開始のニュースが。
さて20日当日。
各地下鉄の駅にはノボリが置かれ、場所によってはスタッフを配置。
カナリの力の入れようです。
利用者もどうやって使うの?と、
ノボリを確認しながらスマホへ設定しているようでした。
ちなみに利用方法はまず地下鉄アプリをスマホに導入。
携帯番号の登録を行うと利用開始。
決済は登録されたアリババのアリペイと銀聯のみ。
表示されたQRを改札口にかざすと、乗車の駅が分かります。
下車の改札口でこのQRを再びかざすと、
乗車と下車の駅を認識して自動でチケット価格を計算して決済完了。
決済は地下鉄アプリにチャージを行う、
直接アリペイと連動して決済を行うなど、
決済パターンも選択ができます。
導入したアプリには決済機能以外に過去の乗車履歴、
地下鉄駅マップが搭載され乗り継ぎ情報の確認が行え、
ニュース情報も配信されるなど、
アプリの利用頻度を増やすための工夫が見られます。
気になった点は一つ。WeChat未対応な点。
WeChatのテンセント本社は広州省深セン市、
アリペイのアリババ本社は浙江省杭州市。
上海から近い杭州市はアリババの影響も受けやすいのか、
今のところWeChatは対応外でした。
今回の地下鉄アプリや改札口の改造などの費用は、
アリババが先行投資している可能性も。
テンセントとアリババの決済に関するシェアの奪い合いは激しく、
シェア獲得のためには先行投資して囲い込む事はザラなので、
アリババが投資している場合は、WeChat対応はされない、
または利用者の意見が反映されると、対応されるかも知れません。
交通カードや地下鉄チケットの消耗品、発券する機械、
チャージ対応の人件費、総合的に考えてスマホQRで
地下鉄の乗車下車が使えると、
企業側も乗客としても利用価値が高いです。
利用は20日からの開始でしたが、
夕方近くの乗客はスマホをかざす乗客もカナリ見受けられたので、
中国人にとって待ちに待った電子決済の一つだったのかも知れません。
※追加で情報提供が!
1月24日時点の情報ですが身分証のみの対応との事。そのため残念ながら外国人は利用できないようです。ざんねん!情報提供してくださったMentosさんありがとうございました。
今日の振り返り!中国語発音
刷码 (shuā mǎ) バーコードをこする
过闸 (guò zhá) 閘門の通過