日本のニュースで取り上げられている中国のトイレ改革。
10年前の上海では俗に言う「ニーハオトイレ」を目にする機会もありました。
「ニーハオトイレ」とはコンクリート等で作られた溝が掘られたトイレで、
個室ではなく横のトイレとは仕切りがある、または仕切りすら無いトイレ。
定期的に水が流れて汚物が流れていきます。※朝っぱらから、すみません!
用を足そうと座り込んだ際に横の人と顔を見合わせて挨拶ができる事から、
「ニーハオトイレ」と名付けられたトイレ。
※実際、お隣さんと話したり、タバコの火を借りたりする強者もいました。
市内中心部でも住宅街に設置された共用トイレ等では、
当時はまだまだ健在だったニーハオトイレ。
どうしても我慢が出来ない時があり数回使った事もありますが、
初見は非常に勇気が必要でした。
大の大人が何もない空間に座り込む溝に並ぶ勇気。。。
それでもお腹の痛さが勝って使ったのを覚えています。
一度使うと次からは意外と勇気が要らずに使えたりするから不思議です。
※ニーハオトイレでは、まだいい部類のトイレです。
そんな中国トイレですが、今は徐々にニーハオトイレは姿を消し、
ドア付き、個室、洋式と様変わりを向かえています。
しかし、そもそもトイレは汚い場所という認識があるので、
こんな4コマ漫画がトイレに張られて意識改革をしていました。
爱护公厕卫生
ài hù gōng cè wèi shēng
公共トイレの衛生愛護
吐
Tǔ
ペッ(吐く)
亲,怎么可以这样?要爱护卫生
qīn zěn me kě yǐ zhè yàng yào ài hù wèi shēng
どうしてそんな事ができるの?衛生愛護が必要。
SORRY 我马上擦干净
wǒ mǎ shàng cā gān jìng
ごめんなさい 直ぐに綺麗に拭き取ります。
まずはトイレの使い方や向き合い方を意識改革。
地味ですが、こうやって人の意識は変えていくしか無いのかも知れません。
日本のトイレは非常に綺麗。綺麗だけではなく、清潔ですし、
匂いもなく、その上トイレットペーパーが置かれている点。
無防備にトイレットペーパーが置かれても盗まれる心配が無いのは、
日本が豊かなのか、日本人が常識的なんだと思います。
何れにしてもトイレが綺麗になり、使いやすくなるのは非常に喜ばしい事。
どこのトイレでも綺麗なトイレが使えるようになるのを願っています。
今日の振り返り!中国語発声
爱护 (ài hù) 愛護
卫生 (wèi shēng) 衛生