意外と便利。外国人の私でも購入することが出来ました。

上海の一角で「無人コンビニエンスストア」がオープン!
とのニュースがあり、早速現場まで飛んでいきました。

設置されている場所は楊浦区と言われる上海の北に位置するエリア。
無人コンビニは台湾系スーパー「欧尚」の敷地内で営業中。

ガラス張りで出来た店舗には「全自助智能便利店」の文字が。
店舗のドアには液晶画面が設置され、利用方法が説明されています。

ちなみにこのコンビニを利用するためには、
WeChat」のインストールと決済用に「WeChatPay」か「Alipay」が必須となります。
「WeChat」本当に中国での生活では手放せないツールになりました。

ドア横の液晶画面に表示されたQRコードをスキャン。
WeChatの公式アカウントをフォロー後、案内に従って操作をすると、
店舗の鍵が「ガチャ」と自動で解除されます。

店舗に一歩足を踏み入れると、
日用品が並び普通のコンビニと大差ない商品構成となっていました。

私が店内でキョロキョロと商品を探していると、
同じように店内に入ってきたお客が手慣れた感じで商品を購入。
既に常連客がいるようです。

商品を選んだ後は入り口横にある「收银台」と書かれたレジへ。
レジには液晶画面と購入した商品を置く台が設置されています。

商品を台に置くと、液晶画面に製品の名前と価格、QRコードが表示されます。
表示されたQRコードをスマホでスキャンすると「WeChatPay」などのネット決済と連動。
支払いを済ませると支払い完了の案内のアナウンスが店舗に流れ、
ドアの施錠が開き店内から出ることが出来ます。

正直な話、ローカルコンビニと同じように快適に商品購入ができました。

ちなみにローカルコンビニの店員は今でも釣り銭を手裏剣のように投げてくる、
「忍者店員」が残っているので、お客自身で全て完結できるこの無人コンビニは、
嫌なストレスも無く、慣れると返って快適に買い物が出来るかも知れません。

価格も店員の人件費が不要なためか、少し安めの価格帯となっていますので、
スマホを利用している世代からすれば、非常に勝手の良い店舗ではないでしょうか。

商品の補充も決済した商品情報をリアルタイムで管理しているでしょうから、
早朝や夜間など利用者が少ない時点で、スーパーのスタッフが補充をすればいいので、
普通のコンビニと遜色の無いサービスが提供できそうです。

今、無人コンビニはAmazonや日本のコンビニでも実証試験を開始したようですが、
ニュースを見る限り中国の無人コンビニ方式はAmazonや日本のコンビニとは、
少し運営方式が違うと思いますが、中国版無人コンビニ中々の出来だと思います。

また店舗に入る時点で「WeCaht」を使い個人認証しているので、
もし万が一、万引きして商品を持ち出しても個人認証の情報と、
店内の防犯カメラから簡単に割り出しが出来るので、
ある程度のセキュリティが保たれているようです。

今回訪問した無人コンビニ以外にも、顔認証を行って店内に入れる、
他の無人コンビニ形態も準備を開始しているらしく、
もしかすると急激に中国国内で無人コンビニが広がりを見せるかも知れません。

今日の振り返り!中国語発音

无人 (wú rén) 無人

便利店 (biàn lì diàn) コンビニエンスストア