日本も中国も死者を祭る気持ちは同じですが、
多少の文化の違いもあるようです。
中国の住宅街で見かけた、一列に並んだ花飾り。
この花飾りは「花圈(huā quān)花輪」と呼ばれ、葬式で死者を祭る際に使われます。
花の上には金色で「奠(diàn)」という字が施され、
白い帯が付けられて文字が書かれています。
「奠 (diàn)」には、「供え物をして死者を祭る」と言う意味と、
「基礎を固める」という2つの意味が存在していますが、
この花輪の意味は「供え物をして死者を祭る」の意味。
日本ではパチンコ店の新装オープンや、お祝い時に花輪を飾る場合があると思いますが、
あのよく目にする花輪、中国の場合は葬式などで見られる場合が多く、
中国で新装オープンの場合は、花輪ではなく「花篮 (huā lán) 花かご」を贈るのが一般的。
日本の葬儀の花は白色または黄色の花を中心に花飾りを作りますが、
中国ではこの二色以外にも、紫色、青色、赤色と華やかな配色を用い、
中には花を使って絵を仕上げたりと派手なのも特徴の一つです。
今日の振り返り!中国語発声
奠 (diàn) 供え物をして死者を祭る
奠仪 (diàn yí) 香典