先週「シチュエーション絞り込み中国語学習術」という勉強方法を、
ご紹介しましたが、「絞り込み学習」と同じくらい大切な事が。
これは一つの学習術ではなく「テクニック」になるのですが、意外と使えるのでアナタにご紹介。
日本語でも同じ場合があるのですが、
相手が急に会話を始められると「ええっ??」と聞き返してしまう事ってありませんか?
自分が相手の話を聞き取る準備が整ってないので「ええっ??」となる訳です。
母国語の場合は、話し始めのフレーズが多少分からなくても、
ある程度は推測をすることで理解が出来ると思うのですが、
母国語ではない中国語で相手に会話を伝える場合は、
相手に準備を整えてもらい集中してもらう方がベターです。
準備をさせて集中させるためには、どうするか?
それは「こちらに興味を示させる」ことが必要になります。
そのため本来の会話を始める前に、前置きとして一言でいいので言葉を付け足す。
日本語で言うと「そうそう」「実はですね」「あのー」「すみませーん」的な感じの一言。
・一言を付け足す。
・その付け足した言葉で相手に注意を促す。
・相手をこちらに引き付けさせてから、本題の話を始める。
この一連の行動を話す際に付け足す事で、相手も話しを聞く体制を整えられるので、
私達、外国人の中国語をより理解して貰いやすくなります。
それでは、中国語でどんなフレーズを使えばいいのか?
そのシチュエーションにも関係しますが、私はこんな表現を使っています。
你好 (nǐ hǎo) こんにちは。
喂 (wèi) もしー
那么 (nà me) それじゃ
是这样的 (shì zhè yàng de) こんなです。
不好意思 (bù hǎo yì si) すみません。
我想问你一下 (wǒ xiǎng wèn nǐ yī xià) アナタに訪ねたい事があります。
「你好」でいいの?と思った方もいるかも知れませんが、
正直な話し相手が話を聞く準備を整えて貰えれば、
付け足すフレーズは極論何でもいいと思っています。
小難しく考える必要はなし。
まず前置きを一言付け足すだけで、相手が自分に対しての注意する準備が整い、
耳を傾けてくれやすくなると思います。そのため最初に相手の名前を伝える事でもいいと思います。
名前が分からない場合は「先生(xiān sheng)男性の呼称」「小姐(xiǎo jie)若い女子への呼称」
「服务员(fú wù yuán)ウエイター」「师傅(shī fu)運転手や従業員など呼びかけ」などを
付け足すことも同じくらい大切だと思います。
ちょっとしたテクニックで相手が会話を聞く姿勢を整えてくれますよ。