「披露宴」と「伴郎の仕事」は簡単にご紹介しましたが、
昼食後に行われた「儀式のお茶会」。始めて目にする儀式だったので、
非常に興味深く見守っていたのですが、このような流れで進みました。
ホテルの一室の準備された椅子。花嫁のご両親がそこに椅子に鎮座。
座られた両親の前に新郎新婦が地面に膝をついてお辞儀、
新郎から父親にお茶を手渡し、父親はお茶を一口。
次に新郎から母親へお茶を渡し、母親はお茶を一口。
その後、父親と母親はそれぞれ「紅包」を新郎に渡して終了。
本来はもう少し長い儀式なのかも知れませんが、
今回はこのような流れで儀式が終わりました。
見る限り親子の契を交わすためのお茶会のような印象でした。
「红枣(hóng zǎo)ナツメ」、「花生米(huā shēng mǐ)ピーナッツ」、
「桂圆(guì yuán)リュウガン」、「莲子(lián zǐ)蓮の実」の4つ。
一つの盆に乗った4つの品。
これには意味があるそうで、それぞれピンインを置き換える事ができるようです。
「枣(zǎo)」は「早(zǎo)」、「生 (shēng)」は「生(shēng)」、
「桂 (guì)」は「贵(guì)」、「子(zǐ)」は「子(zǐ)」に置き換え。
「早生贵子」と読み替える事ができ、「早く息子が生まれる」となるのだとか。
縁起を担ぐ中国人、子宝が恵まれるようにと意味がこもった、
お茶の儀式の品だったのでした。
今日の振り返り!中国語音声
红枣(hóng zǎo)ナツメ
花生米(huā shēng mǐ)ピーナッツ
桂圆(guì yuán)リュウガン
莲子(lián zǐ)蓮の実