上海蟹の食べてはいけない部位、オスメスの見分け方と分解の方法を、2回に分けてご紹介しましたが、自宅でどうやって調理するの?と質問メールが。
何となく面倒くさそうですし、どんな調理方法なのか?意外に分からないかも知れませんよね。実は非常に簡単に調理ができる上海蟹。試してみてはどうでしょう?
炊飯ジャーにセットするだけで蒸し上がる上海蟹
上海蟹、今回はシンプルに「蒸して」食したのですが、我が家には蒸し器なんて洒落た品はないので、使ったのは「电饭锅(diàn fàn guō)炊飯ジャー」炊飯ジャーの蒸し機能を使って調理をしました。
蒸す前に一手間。ブラシで汚れ取り
まず、歯ブラシを買ってきて蟹の全身をブラッシング。汚れが付いている可能性があるので、水道水を蟹に当てながらゴシゴシゴシ。
表裏とブラッシングをしてその後は、炊飯器の釜の部分に水を入れて、炊飯器に付いている蒸し用の容器に蟹をセットしてスイッチをポン!
蟹の大きさにもよりますが、今回購入した蟹は200グラムから250グラムサイズ。販売している蟹では結構大きい部類なのですが、今回のサイズだと15分程度。小ぶりだったら10分程度でいいでしょう。火が通っていないとお腹を下しますからね。
炊飯ジャーで虫上がった上海蟹の出来栄えは
蒸しあがり直後はアツアツなので、少し蒸らして粗熱を取ってから食しました。
中国ではこの「蒸(zhēng)蒸す」で調理するのは贅沢な調理方法。素材の味がダイレクトに出てしまいますから、新鮮でないと食材の臭みが出ますし、そもそも味自体が良くないです。
今回の上海蟹は友人に頂いた品で水つけ不要との事でしたが、場合によっては泥臭さを感じる上海蟹もいます。気になる方は蒸す前に一時間や二時間、上海蟹を水につけて泥抜きするのをオススメします。
蒸しの調理方法の一つに「清蒸(qīng zhēng)」という魚料理で用いられる調理法がありますが、魚が新鮮で美味しくないと、本当に残念な結果になってしまいます。活きの良さそうな素材や蟹を見かけたら是非「蒸」で楽しまれて下さい。
今日の振り返り!中国語発声
蒸 (zhēng) 蒸す
清蒸 (qīng zhēng) せいろ蒸し