中国語入門の練習で違和感を抱いた人もいるのではないでしょうか?
中国語の入門レッスンで必ず行なう発音練習。
一通りのピンインを「ぼーぽーもーふぉー、まーまーまーまー」と発音レッスン。

大きな声で発音を行ない、口は大きく開ける必要があり、
日本語では使わない筋肉を使うため、
レッスンが終わると口の周りが筋肉痛になってしまうことも。
正直な話、習い始めは堪えてしまう辛さです。

このレッスンを続けていると、こんなことを思わなかったでしょうか?
会話をしている中国人は、こんな大きな口を開けて話してないじゃないか!
はっきり話してないじゃないか!抑揚もそんなに分かり易く話してないじゃないか!

私は正直に言うと習いながら思ったんですよね。
こんなオーバーに口を開けて、声を出す必要があるのかなぁと。
ただレッスンを積む課程で分かったのですが、やっぱり必要なんですよね。

コレは私の解釈ですが何故必要なのかと言うと、
中国語を話す発音の癖をつけるために強調して練習をしているんですよね。
癖というより型という方が、正しいかも知れません。

私は10年くらい剣道をしていたのですが、試合時間は3分程。
ただし練習は何回も素振りを行い、相手を変えて繰り返し稽古をします。

剣道だけではなく相撲にしても、水泳にしても、野球にしても、
サッカーにしても、テニス、卓球にしても、練習では必ず繰り返しの練習が存在します。

なぜそのよう基礎練習を繰り返し行うのか。
本番である試合などで一瞬しかないチャンスに最高のパフォーマンスを発揮するため。
最高の動き、一手を出すために、日々地味に繰り返し練習をしているのだと思います。

当たり前に聞こえる事かも知れませんが、中国語の発音練習は正直地味です。
地味な上に正直ツマラナイですよね。

地味でツマラナイ部分ですが、モノは考えよう。
日常生活で話すようになった際の為の、貴方なりの型を作っていると思えば、
比較的ラクに続けられるのではないでしょうか。

強調して口の型を覚える事で、日常生活で使う際に自然と形になって音が出る。
そのための練習方法と思えばいいのかと思います。