国が使うと用途が完全に違うことが起きるようです。
中国の方が使い込んでいる感じが。
週末からカナリ強めの雨が降りだした上海。
どうやら完全に梅雨入りした模様。
上海でも梅雨ってあるんですか!とこの前、聞かれました。
上海の緯度って鹿児島県とだいたい同じ。
梅雨前線もちょうど上海に引っかかるので、
日本と同じ時期に梅雨に突入するんですね。
ココ最近雨脚がひどい、上海。
日本では使用後は捨てるだけの廃品が、
中国ではもうひと踏ん張り!
捨てる前にちょっとした使われ方をしています。
雨振る上海のローカルコンビニ。
入り口部分には何やら並んでいる茶色い物体。
近づいてみるとペロッと広げられた段ボール箱。
これ雨の日に中国でよく見られる光景。
他のコンビニでも。ほら、こんな風にダンボールが敷かれています。
中国語ではダンボールは「瓦楞纸(wǎ léng zhǐ)」
コンビニ、スーパー、レストランでダンボールを敷く理由。
お分かりの方もいるかも知れませんが、
雨に濡れた靴でコンビニに入らないよう、
水分をこのダンボールで吸収させているんです。
人の出入りの激しい店舗で毎回毎回、モップを使って水拭きするのは大変。
エンドレスでお客さんが出入りしますからね。
かといってビショビショになると滑りやすいタイル貼り。
商品を梱包していた段ボール箱は捨てるほどある。
そうだ!捨てる前にこのダンボールを敷いて使っちゃえ。
という合理主義な感じが生み出した使い方。
日本だと足ふきマットが置かれて、
定期的にモップで掃除をして、というのが当たり前ですが、
そんな面倒なことしたくない!という気持ちが優るのでしょう、
定期的にダンボールを敷き替えています。
滑るよりはいいのですが、見た目も気にして真面目に、
定期的に交換をする日本人。見た目より店内が濡れずに作業を極力減らす中国人。
こんな所にもお国柄の差があるように思えます。
また運良く?ダンボールの質が悪いので、
都合よく水をどんどん吸うんですね。
そして水を吸って役目を終えたダンボールは、
ポイっとそのまま集められ廃品回収業者が交換していくのです。
今日の振り返り中国語音源
瓦楞纸 (wǎ léng zhǐ) ダンボール
纸 (zhǐ) 紙
质量不好 (zhì liàng bù hǎo) 品質が悪い