中国は本日月曜は端午節の振替休日でお休み。三連休なのであります。ばんざーい。そんな端午節。中国では必須のアイテムが存在します。
おっ!玄関を出ると早速隣の自宅で発見。このひょろーっと長い緑の物体が必須なのです。青々とした自然のきれいな色。
下の階にはお隣さん同士で自宅に飾っています。この飾られた品は「艾叶(ài yè)」と「菖蒲(chāng pú)」と呼ばれる品。日本語だと「よもぎの一種」と「菖蒲」となります。
これ日本の風習と同じですね。
私も小さい頃、父親が菖蒲を準備。風呂に菖蒲をボッチャンと浸けて菖蒲湯にして入湯。ほのかに菖蒲の香りが漂う中、浸けた菖蒲の葉で身体をバシバシ叩かれたのを覚えています。
よもぎは草餅として食したりしますよね。中国では聞くと風呂につけたりしないそうで、自宅玄関に飾るだけとの事。地方にいけば日本と同じく浸ける風習があったりするかも知れません。
二階踊り場でご近所のマダムと遭遇。マダムの手にも「艾叶」と「菖蒲」が。孫のために準備しているようですね。
マダムに聞くと「野菜市場で手に入るわよ」との情報を入手!出勤前に市場へ潜入です。
市場入口、早速手に持っている人を発見!野菜と野菜の間にセットで販売されています。
この季節限定品、どこの店でも販売中。いやはや、子供大好き中国人ならでは。今週一番の人気商品なのは間違いないですね。ちなみにお値段は2元(40円程度)
市場を後にして駅へとテクテク行くと、また葉っぱセットを持った人達が。完全にこの季節限定ですが、菖蒲葉リアカー販売店が。商魂たくましいですね。
葉っぱに群がる住民。我先に我先にと手にとって品定め。ここまで来ると葉っぱ教ですね。
中国人は意外と保守的な面を持ちあわせていて、このような古風な風習を今でもしっかり生活に取り込んでいいるのです。
今日の振り返り中国語音源
艾叶 (ài yè) ヨモギ属
菖蒲 (chāng pú) 菖蒲