中国語でアルファベットは「英文字母(Yīng wén zì mǔ)」と呼ばれるのですが、中国人がアルファベットを覚える時に「音の近い漢字を使って覚える」のです。日本だとカタカナを用いて覚えますが、中国人さすが漢字の国。

ここでは中国人が覚える際に使うアルファベットの中国語読みを二種類紹介したいと思います。

優秀な語学に強い中国人

中国人って優秀だなぁーと思うのは、英語など外国語に強い人が多い事。

外国人が多いお土産屋などの前をスーッと通ると、片言でも英語、日本語などを使ってどうにか、見込み客に伝えようとする意思が強いこと。

サバイバル外国語、必死さを伴うと語学を覚えるのが早いようですね。

そんな上海の街には子供向け、大人向けいずれにしても、外国語を学習する教室が多いのに驚かされます。そんな外国語学習で人気ナンバーワンはやはり英語。
英語教育の看板

元々学校でも英語の学習意欲が高い中国人。「日本人は授業で勉強しているのにどうして話せないの?」と質問をされると汗がタラリ。いやー恥ずかしい限りです。

そんな彼らが中国語を学ぶ時にまず初めに覚えるのは、当たり前ですがアルファベット

私が中学校時代、英語の授業でカタカナを使ってアルファベットの読み方を勉強したのを思い出しました。はてっ中国人はどーやって覚え始めるのだろう?

そこで調べてみると、面白い結果が。やっぱりまずは中国語のピンインや漢字を充てて、アルファベットの呼び名を勉強することがあるようです。

中国語のアルファベット呼び名一覧

いろいろとサイトを調べてみたのですが、2つの呼び方を見つけたのでご紹介。

A
B
C
D
読みA诶(èi)必(bì)司仪(sī yí)地(dì)
読みB唉(āi)比(bǐ)西(xī)低(dī)
E
F
G
H
読みA亿(yì)哎辅(āi fǔ)计(jì)哎曲(āi qū)
読みB衣(yī)爱福(ài fú)基(jī)爱曲(ài qū)
I
J
K
L
読みA爱(ài)戒(jiè)尅(kēi)哎儿(āi ér)
読みB哀(āi)街(jiē)开(kāi)爱耳(ài ěr)
M
N
O
P
読みA哎母(āi mǔ)恩(ēn)欧(ōu)批(pī)
読みB爱姆(ài mǔ)恩(ēn)喔(wō)皮(pí)
Q
R
S
T
読みA可优(kě yōu)啊(á)哎死(āi sǐ)踢(tī)
読みB克由(kè yóu)啊耳(á ěr)爱思(ài sī)提(tí)
U
V
W
X
読みA优(yōu)微(wēi)答不留(dá bù liú)爱克斯(ài kè sī)
読みB由(yóu)维(wéi)打不留(dǎ bù liú)爱克斯(ài kè sī)
Y
Z
読みA外(wài)惹(rě)
読みB歪(wāi)贼(zéi)

「W」の音が中国語で表現すると「打不留(dǎ bù liú)」「Q」の音は「可优(kě yōu)」、「X」の音は「爱克斯(ài kè sī)」と結構ムチャしてます。

音源で表現してみると、こんな感じになります。

カタカナ表記で覚える日本的な英語の発音が良いとは思いませんが、中国語ピンイン変換の英語の発音も結構強引な感じがしますね。

今日の振り返り!中国語音源

英文字母 (Yīng wén zì mǔ) アルファベット