今回は我が家で始めたマスクや予防に関する新しい取り組み、上海の街で新しく発見した取り組みをご紹介。予防の取り組みについては日本でも参考になる点があれば嬉しいです。

個人個人で出来ることは正直な話、限られています。現段階では特効薬が開発された訳でもありませんし。ただ自分でやれることを続けるしか無いと思います。

特に私は海外生活なので病気になっての病院搬入は避けたいんですよねぇ。海外旅行保険に入っていると言っても結局はお金もかかりますし、次回の掛け金がアップするので。そして心理的不安が大きいですよねぇ。ネタには困らないと思うんですが。

我が家に届いた防菌戦力グッズその1。消毒液

今週我が家に新しい防菌ツールが届きました。スプレータイプのアルコール度数75%の消毒液。100ミリ入り3本セットのノーブランド品(京東ECモール製品)で37元(約592円)。ブランド品だと同じ本数で60元から90元ていど。

一人暮らしなので1リットルタイプの大瓶は多い。シュッシュの噴霧が付いていないと使い勝手が悪い。という事で外出の持ち運びに使えそうな小瓶タイプを選択。手洗いできない時はワンプッシュで除菌ができます。

また使い捨てマスクの洗浄や消毒は品質が変化するそうなのですが、背に腹は代えられないので、捨てずに持っていた5枚を実験的に消毒。

消毒液は余ったら雑菌の温床と言われるスマホの除菌にも使えますし、消毒液を使い切ったら大瓶タイプの消毒液を購入して詰め替え利用も可能。

ただ注意が必要なのですがアルコールなので移動で持ち運び禁止になる可能性も。特に日本はNGが多いと思います。中国でも飛行機には持ち込めません。

そんな時は中国や日本でも販売している「アルコール綿」「消毒綿」と呼ばれる、綿にエタノールを湿らせた使い切りタイプの消毒液の選択でもいいかと思います。

手やスマホの消毒、ドアノブなど気になる部分の消毒、食前や食後の子供のお手拭き代わりにも使えます。一回使い切りタイプなので持ち運びにも便利。ブランド品だと1包100包入りで1,700円程度のようです。

ノーブランド品だと200枚で600円ていどの品も。利用回数が多い場合はこちらが経済的に使えそうです。

我が家に届いた防菌戦力グッズその2。マスクシート

前回の記事でも紹介したマスク不足の中国で流行り始めたマスクシート(マスクパッド)ですが、我が家のマスクは在庫があるものの、出来る限り使用頻度を少なくした方がいいなと思い、記事で紹介した後に自分自身も中国のECサイトで購入しました。買ってないのに紹介してもあれなんで。

現状は自宅対応の仕事が中心ですが、落ち着けば武漢や周辺の省へ出張も増え始めます。そんな事情もあって出来る限り省エネ利用を心がけることに。

またマスクもシートも余れば日本に送付も出来ますので、セット販売していた家族用マスクシートを購入。セット価格で40袋入り8箱で520元(8,320円ていど)。一家族1セット限定販売でした。

数日後に届いた品を開封すると、一枚一枚小分けになっているので持ち運びも便利。

ようやく日本もマスク転売が禁止になったようなので、あと少し辛抱すればマスクの入手も比較的ラクになるとおもいますが、それまでの代替品として利用もありと思います。

前回も紹介した商品は既に在庫無しに。ただ同等品がアマゾンで購入できます。一枚シートタイプや3Dマスクに合わせたタイプなどあります。

戦力グッズの効果はいかに?実際に装着してみた結果

ここ6週間の外出で使った5枚のマスク。消毒液をマスクの表面と裏面に噴霧して洗濯バサミで乾燥させて試着。何となく未使用品に比べると通気性がよくなっている感じが。※個人的見解です。

通気性を感じてもフィルターが正常に利用できれば問題はないのですが、不織布の密集具合が弱く(薄く)なったのか?正直な所、詳しくは分かりません。ただ試着を終えて利用ルーティーンを考えてみました。

第一案。未使用マスクは通常通り1日使う。消毒液を噴霧して乾燥。2日目以降はマスクシートを取り付けて使う。シートは1日1回で付け替えて使い捨てマスクを出来る限り再利用。

もしくは第二案。未使用時点からシートを付けて利用する。

この辺は実際に使って感触を確かめるしかありません。

使い捨てマスクにマスクシートを装着した感想

実際にマスクにシートを装着してみました。シートの両面テープは弱粘であるので、一つのマスクに何度か付け替えても、マスクの不織布の繊維を傷めず毛羽たちそうにないです。

ただマスクを一日の間で付け外しを繰り返すと弱粘のため取れやすくなる恐れも。また私が購入したシートの両面テープ部分は面積が少し小さいようにも感じました。

これは製品によって接着面の大きさが異なるようですし、接着面が大きいとマスクの接着面が増えるので通気に関係しそうですし、大きければ良いという訳でもなさそうです。

3Dマスクに取り付ける場合はマスクとシートを閉じた状態で密着させて、テープを接着するとマスクとシートの接着位置が上手く決まりそうです。なおシート自体は非常に薄い三層構造となっています。

シートが少しばかりマスクの外に出てしまったのですが、その辺は各メーカーのマスク専用品ではないので仕方が無いのと、接着作業も慣れてくると上手く調整して隠すことができました。
使い捨てマスクに使い捨てマスクシート

マスクシート着用イメージ

私が使っている3M社のマスクの場合は口に当たる心配もなく空間が上手く保たれ違和感はなし。また通気具合が未使用時のマスク状態とまで行きませんが、装着した分よくなった感じがしています。※個人的見解です。

ただ装着して街を歩いてみたのですが、呼吸をすると装着したシートが呼吸に合わせて多少動くので、空間が保たれていたはずが口にあたることが判明。ここは割り切りが必要かと思います。3Dタイプでない通常の密着タイプのマスクだと違和感がないと思います。

女性は化粧をしてマスク利用も多いでしょうし、口紅がマスクに付いてしまうと繰り返し使いにくい可能性もあります。

マスクシートだと汚れればシート側を使い捨てればいいので、何れにしても使い捨てマスクの延命利用に繋がるのかなと思いました。

色々と探したのですが日本製のマスクシートは余り販売されていないようです。もし販売している場合は情報希望します。

マスクシートの実際の利用価値や品質がどこまで保証されているのか気になりますが、渡しが購入した製品は品質保証がサイト内で提示されていました。

花粉症の方で実際にマスクシートを利用した場合の効果がどのような感じか聞きたい所です。

もしも品質やマスクの延命利用に問題が無いのであれば、日系メーカーも同類の製品を販売して欲しい所です。

使い捨てマスク以外に再利用可能なマスクでフィルター性能に不安がある場合などに利用できそうです。

今回は使い捨てマスク用にフィルター部分の使い捨て・・・・「使い捨ての使い捨て」で少々変な感じもしますし、普通のマスクの売上が落ちるかも知れませんが、こんな緊急時には役に立ちそうな製品だと感じました。

自宅の取り組み30秒の手洗い運動

まとめ買いでの外出や宅急便の荷物の引き取りのために、週イチくらいで小区の門や近くの市場まで歩いていますが、自宅に戻ると手洗いをしています。

ご存知の方も多いと思いますが「30秒手洗い」なるものがあり、ハッピーバースデーの歌を2回繰り返すくらいで丁度30秒とのこと。

手の表面、親指を含めた指の間、爪の間、手の付け根と心の中で歌いながら手を洗っています。なんだか毎日誕生日がやってきた感じがして、少しだけ気分がウキウキ高揚しているジンダオです。

人は1時間に20回くらい無意識に手を顔触れるそうで、今回のコロナウイルスは目からの感染も十分にあるらしく、(早いうちに感染した医師が眼科医だったため)、手洗いって馬鹿にできない予防策のようです。

簡単に取り組める対策かと思います。

免疫力を高めよう。自分で出来る自炊の取り組み

ネットで調べると睡眠を十分にとって疲れを残さない、運動をする、免疫力を食べ物で補う等の予防方法があり、運動以外は今の環境でもやれそうなので、出来る限り率先しています。

実は対して難しい事ではなく、人間が生活していく上で、ごくごく当たり前の生活習慣をやりましょうって話なんですよね。

手軽でいいなと思ってやっているのは、カレー粉やカレールーを購入して野菜カレーを大量に作って小分けして冷凍保存すること。

肉でもいいのですが、大豆を水で戻して入れると食感もいいですし、食物繊維も豊富なので、感染症予防に効果があると言われる「免疫力」に関係する「腸内環境」を整えるのにもってこい。

スパイスにも免疫力を高める効果があるそうなので、カレーは手軽にできる予防方法かも知れません。いい機会なのでカレースパイスやカレーペーストをネット注文して研究中。

あとは食物繊維が多い椎茸やえのき等のキノコ類やワカメなどの海藻類を前菜や炒めもの、スープ等に使って普段以上にもぐもぐ摂取しています。椎茸なんてバター焼きにして大根おろしとポン酢で食べるだけでも、簡単で立派な料理です。

結局は毎日バランスの良い食生活を送る事が理想でしょうから、何かしら野菜やヨーグルト含めて摂取するようにしています。

こう考えると、身の回りで出来る予防って限られていそうで、色々と工夫ができそうです。

不謹慎に聞こえるかも知れませんが、アレコレ対応を考えて行動することで楽しむ余裕を持ちつつ冷静に判断して生活しています。

正直、トラブル時に楽しむ余裕くらい無いと海外生活なんて長くやれません。

コロナウイルス拡散予防にATMお前もか!

サザエさんの歌のリズムで。家賃を払おうと銀行へ出かけたが、銀行閉まって払えないジンダオ♪

実際は無事に支払い完了したのですが、久しぶりに訪問して銀行の取り組みが分かりました。

街はまだ通常通りの稼働状態ではありませんが、家賃の支払いは通常通りにやってきます。

こんな時は電子マネーの支払いが一番なのですが、大家が電子マネーを嫌うので今回は「支付宝」と呼ばれるアプリを使って銀行支払いにチャレンジ。残念ながらエラーとなったため近所の銀行へ出かける事に。

近所にある工商銀行は春節以降ずっと閉鎖中。銀行は密閉した環境ですし、お年寄りも非常に多く集まる場所。年金支給日になると行列をなしています。

中国は盗難などの犯罪防止のためATMは鍵付き個室BOXタイプが多いのですが、ATMに入ると一枚の張り紙が。

「关闭现金循环功能公告(guān bì xiàn jīn xún huán gōng néng gōng gào)現金循環機能の閉鎖公告」
ATMで現金預け入れ中止

要するにコロナウイルスの問題から現金の受け渡しを停止するというもの。前回の記事で現金の受け渡しを嫌うから電子マネーがいいかも。なんて書いたのですが、実際にATMが現金受け渡しを停止していました。

と言っても、現金の引き出しや通帳内の口座から他の口座への振り込みは可能。停止していた業務は現金の預け入れ。

現金が溜まれば回収が必要になります。回収した現金は特定の場所に集められます。集まった現金はまた世間に流通します。

確かにウイルスが現金に付着して流通すると、どのルートで感染したか人以外が媒介すると判りにくくなります。これも万に一つ有るか無いかでしょうが予防措置として採用されていました。

ただこの取組は銀行や地方で差があるようです。上海の中国銀行で振り込めたという話を確認しましたし、地域差や銀行での差がある取り組みようです。

黒じゃないグレーな部分でもケースバイケースで徹底的に対処する、中国らしい出来事でした。

「後手後手」や「禁止」、「中止」などネガティブな単語ばかり目につく毎日ですが、こんな時こそ笑って、日頃できないことを試すことが気分転換になり、免疫力もアップするのかと思います。

皆さんも思い思いの気分転換を行って、一緒に乗り越えていきましょう!