中国のことをハード先行でソフトが育ってない。
アンバランスな国だ。と手厳しく批判をする記事がありますが、
まー当たってる部分もあるので、反論できません。

ただそんなハード先行の中国で良い点だなと思える事。
上海の街中に溢れています。写真で紹介しますが、
何がいいのか?写真を見てチョットの時間だけ考えてみて下さい。

雨の魯迅公園、魯迅公園の中には、
行列必至のイケてる魯迅紀念館があるのですが、
入り口には手前に広く大きく取られた通路が。
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何の変哲もない横断歩道。
ただ横断歩道と中央部分には、ちょっとしたヘコミが。
自転車なんかがツーっと通れそうです。
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カナリの段差があるこの場所。
階段ではなく坂道に。ちょっと坂が急。
その横にはこんな坂を軽減する作りに。
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地下鉄のホームと外との連絡口。
連絡口にはこんなエレベータが付いています。
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中国語で「无障碍电梯(wú zhàng ài diàn tī)」
意味は「バリアフリーエレベータ」
ご紹介している写真、全てバリアフリーなんですよね。

日本では今では当たり前のバリアフリー化。
中国の実情は日本の三十年前を思い出すようだ、という意見もある中、
こんなハードの部分は日本と引けをとらない。

これは中国の土壌がしっかりしてるように思えます。
車いす利用者が日本に較べて外出している場合が多い。

これは日本の地方都市に住んでいたので、
東京や大阪と較べてると正確ではないかも知れませんが、
上海で生活していると車いす生活者の方がドンドン活発に外に出ている。

活動的な方が多いのと公共機関含めて移動しやすかったり、
上海で譲り合いの精神があるのかと思われます。

公共交通機関を使うと、老人、妊婦、子供、子供連れ
車いす、骨折など足を怪我しているなどに、
率先して席を譲るのが上海。

地下鉄マナーが一部悪いのも事実ですが、
直ぐ様譲る、というのを身をもって体感しています。
このへん上海のいいところ。

譲られた側も素直に「谢谢」と言って座る。
スムーズにこの辺のやりとりも完結するんですよね。

ちょっとして事なのかも知れませんが、
そんなちょっとした目線が活動範囲を広げる一歩なんだと思います。

今日の振り返り中国語音源
无障碍 (wú zhàng ài) バリアフリー

电梯 (diàn tī) エレベータ