皆さん中国語を会話する時や聞いた時に、脳みそはどんな状況でしょうか?私も聞いて「あぁ確かになぁ」と思った「中国語脳」の話。
習い始めの中国語の会話は、日本語を思い浮かべて中国語に変換して言葉に発する。ヒアリングは中国語を聞いて、ピンインや漢字を思い浮かべて日本語に翻訳する。脳みそで中国語を変換していると思います。
私も習いたての頃は同様でしたが、中国語を使い続けるとこの変換作業がまずは短くなり、短くなった変換作業がいつの間にか変換されず、そのまま中国語を発する、中国語が聞こえるという状態が生まれました。
この状態を「中国語脳」と言っていたのですが、要するに使えば使うほど、変換作業が無くなり脳みそに、中国語で会話やヒアリングができる空間が生まれるという状態。
確かに今の私は普段使う会話や単語、中国語を聞く時も日本語に翻訳している感覚は余りありません。
これは「中国語に触れる機会を増やさないと」時間が掛かるのですが、中国語だけを聞き続ける打ち合わせ、中国人だけで会議が進み、複数人の中国人でアレコレと会話が入り乱れる。
中国人とマンツーマンでの会話にしても、発した単語を聞き漏らすまいと集中して音を聞く。
相手に伝える時に間違いが少しでも無く正しく話そうと、意識しながら言葉を発する。
これを続けていくといつの間にか、アナタにもアナタだけの「中国語脳」が生まれます。
心配しないで下さい。中国に留学した全員がこの状態が生まれる訳ではありません。
中国に何となく留学をしている人には経験できないのです。つまり留学しなくてもこの状態に行き着く事はできます。
例えば中国ドラマを字幕無しで観てみる。字幕があると字幕の漢字に頼ってしまい、意味が分かってしまいます。なので字幕無しで観る。間違いなく映画が終わる頃には、頭が疲れてしまいます。
この心地よい疲れを続けていくと、少しずつですが中国語を覚えることが出来ます。メルマガ会員のmomoさんから嬉しいお便りがありました。
中国語学習初心者で仕事でも中国語を使う機会はありません。勇気を出して近所の中華料理屋で、ドキドキしながら中国語で注文して、支払いも中国語で伝えてみました。
お店を出る時にスタッフから「谢谢慢走」と笑顔で見送ってもらいました。下手くそで入門レベルに毛が生えた程度ですが、微量な積み重ねがレベルアップに繋がると体感できました。
下手くそで通じなくて笑われたらどうしよう。と躊躇していたのですが、勇気を出して本当に良かったです。
本当、その通りだと思います。メールを読んでいて泣きそうになりました。事実、この繰り返しでレベルアップが進むと思います。
こうやって脳みそに汗をかいて、必死に覚えるしかないと思います。留学経験がある=話せる訳ではありません。日本にいても脳みそに汗をかけば、中国語脳は活性化されます。
環境づくり、大切だと思います。