発音の記事、やっぱり反響大きく有り難い話です。
みなさん同じような悩みを抱えているんだと思います。
昨日紹介した会員とは別の方からもお便りがありました。
他の方にも遭遇しそうな同じような悩みだと思いますので、ちょっとご紹介。
上海と北京に旅行をして、日本で習った中国語を試すも撃沈。。。
短い単語すら聞き取れない。という事でした。
聞き取れないと不安になります。自分のレベルが低いのか。
いつになったら聞こえるようになるのか等など。
ただ本当に聞こえなかったのか?という点でいうと、
実際の中国の場合ですと、こんな状況も考えられると思います。
それは。。。。
・遭遇した中国人が上海人の場合は上海語を話している場合も。
・遭遇した中国人が地方出身の場合は方言や四声に訛りもあります。
・普通語を話しているとしても、日本の中国語教師が話す中国語のスピーキングより
1.5倍から2倍の早さで話していて聞き取れない。
・普通語を話していてもH抜けの発音で教師が話す綺麗な発音と違って聞き取れない。
・聞き覚えのない単語を話しているので分からない。
・北京になれば基本的に全体が篭もる「儿化(ér huà)巻き舌」を使っている。
上海は基本的に「儿化(ér huà)巻き舌」は使わない。
簡単に推測するだけでもコレだけの状況が考えられます。
キレイな発音環境で学習をしているので聞き取りが難しい可能性があるためです。
落ち込む必要は無いと思います。
もちろんレッスン量にもよりますが、こんな違いがある。
と知っておくだけでも心が不安にならずに済むと思います。
私も留学を始めの頃、聞き取れない、分からないはザラでした。
何で聞こえないのか。悩んで留学をしていた既に中国語が分かる日本人に、
そんな話をした時に同じような話をしてもらった覚えがあります。
目からうろこでした。理由はそんなに中国語でも差があると思っていなかったから
当然ですが私も今でも聞き取れない事がよくあります。
そのような中国人と遭遇した際は縁が無かったと諦めます。
また留学して知ったこと。
日本で私は中国語レッスンして無かったので知らなかったのですが、
留学してきた社会人に聞くと「中国語レッスンした経験を持つ友人が周囲にいない」
という話しでした。
そのためか留学で社会人留学生は同じ目標を持つ戦友かのように、
仲が深まるという事も起きていました。
就職したのに留学のため会社を離れ、自分の貯金を切り崩し、
中国語の勉強を行う社会人。同じ境遇で悩みも似たもの同士。
ヘトヘトになった授業終わりにベンチに座って夕暮れを見ながら、
薄い味のサントリー缶ビールを飲みつつ、
お互いの悩みを話し合った事もありました。いやー青春。
メルマガをご覧いただき、悩みの発散や似たような悩みを
他のメルマガ会員も思っているんだ、
なんて思ってもらい少し安らいで貰えればと思います。