「効果テキメン。私が実践したピンイン習得の学習術。入力【输入】」の学習法の弱点。
それは音に出し学習をしてないので、口と耳でピンインの音を覚えられない事。
漢字のピンインを目と指で覚えるには最適な学習法なのですが、
残念ながら万能な学習方法は無いと言うことです。
アナタの学習目的が中国語で会話をする事であるならば、もうひと頑張り!
指で覚えたピンインを口の形で発する音の出し方を、
発した音が正しいか耳で覚える必要があります。
正直中国語の発音練習ってつまらないですよね?
けどこれって日本人らしい反応だと思います。
日本人は文法や目に見える物を先に学習が中心になるようです。
そんな私もその一人。
しかし考えてみて下さい。
相手に自分の中国語を伝える事を目指す場合は、
音の発し方とその音を聞き取る耳を作る必要が重要です。
私の中国留学は中国語入門編から始まりました。
担当の中国人教師は全て中国語のみで授業を行う直接法。
たまに英語で授業を行ったり韓国に留学していた中国人の教師が、
韓国人生徒のために韓国語で少し単語を教えたりと、
英語・韓国語・中国語が乱れ飛ぶ中で授業を受けていました。
何れにしても私には分からない外国語だらけの中、
中国語の習得が始まりました。
例えば「Chi」の発音。
自分の正しい発音が分からない。音が正しいのか、正しくないのか。
また舌の位置が正しいのか。それによって音が違うからです。
担当してもらった教師に「自分が今から音を発するので音の良し悪しをみて下さい」
入門から来た日本人が、日本語が分からない中国人教師にこんな言葉を伝える事はできず、
A4の紙を半分に切り片方にOK、片方にNGと書き、教科書を小脇に抱えて、
授業終わりの教師に近づき、ゼスチャーと二枚の紙と教科書を見せて、
身振り手振りを交えて自分の舌の位置と音が正しいか確認してもらい、
音を一つづつ覚えていきました。
本当、しつこく食い下がる日本人に嫌な顔せずに相手して下さった教師には感謝です。
その甲斐あって、自分の口にあった舌や口の動かし方と発音を覚えたのですが、
真剣に練習すると一週間もすれば、口全体に違和感が生まれます。
その理由は日ごろ使わない顔の筋肉を使うから。
日本語は基本的に口を大きく開けなくても話すことができます。
が、中国語は400以上ある音を表現するため、そういう訳にはいきません。
口を大きく開けたり、舌を動かしたり、日本語以上に口周りを動かします。
そのため、勉強したての頃は日本語では使わない筋肉を使うので筋肉痛になります。
はてっ、中国語レッスン中に筋肉痛にはならなかったど。
という方は発音の練習不足の可能性があるかも知れません。
正直発音レッスンはツマラナイですが、早く覚えないと
習得までの時間が長くなればなるほど変な癖が染み付いてしまいます。
自分の発音に自信が無い方。習得に時間がかかったという方。
発音矯正だけでいいので、
最寄りの中国語学校でチェックを受けてみてはどうでしょうか?
できれば教師は中国大陸出身、普通語一級習得者と言いたいですが、
一級取得の中国人は日本には少ないと思いますので、
黒竜江省・遼寧省(大連)など東北出身の教師にアドバイスを求める、
もしくは私のようなゼロから発音から習った日本人に習ってみると、
音の違いを矯正できるかも知れませんよ。