中国人の朝食の定番というと、餃子、あげパン、肉まん、ワンタン等など、THE中国!な食材が主流ではありますが、そんな朝食文化も徐々に西洋化の波が押し迫っています。
通勤途中のセブン-イレブンで買った、日本でもお馴染みの朝食の一品、サンドイッチ。中国上海ではすっかりお馴染みの品。
これを広めてお馴染みにした功績として、ローソン、ファミリーマート、セブン-イレブンの、日系コンビニエンスの力が大きいと思います。
今までのローカルコンビニだと、これ食べれるの?的なサンドイッチが主流。日系の創意工夫は改めて素晴らしです。
台湾でも朝食のサンドイッチはお馴染み。ただ台湾が上海より一歩先に進んでいる点は、サンドイッチ専門の出来たてのサンドイッチ店舗があること。手作り感が半端無く、ポイントの高い朝ごはんを提供してくれます。
残念ながらまだ上海では店舗や屋台で、作りたてのサンドイッチを提供する所はなく、意外とビジネスチャンスが眠っているのかも知れません。
さて今回朝食で手にとったサンドイッチ。培根煎蛋三明治と書かれていますが、「培根(péi gēn)」は「ベーコン」、「煎蛋(jiān dàn)」は「オムレツ」「三明治(sān míng zhì)」は「サンドイッチ」となります。
「三明治(sān míng zhì)」の音源
つまり「培根煎蛋三明治」は、ベーコンオムレツサンドイッチの事。中国語で書くと、分かり難いものです。
また「ベーコン」と「サンドイッチ」の中国語は、英語の音から漢字を取っていているので、漢字には深い意味や関連性はないです。
価格は7元。19円換算だと133円。「あら日本のサンドイッチと比べると安いのね」と思うそこのアナタ。
確かに日本と比べると安いのですが、中国の朝食定番肉まんの値段は高くても2元(38元)それを考えると、この価格帯はチョットお高い、まだまだ少し高級な朝食なのです。
袋の切り口の帯に書かれた一言。
新鲜食材美味三明治
xīn xiān shí cái měi wèi sān míng zhì
新鮮食材、美味しいサンドイッチ。
加热后更美味
jiā rè hòu gèng měi wèi
加熱後更に美味しい。
そうなのです、中国サンドイッチは温めて食べるモノ。
コンビニエンスで必ず聞かれる、「加热?(jiā rè)温めますか?」の質問。
医食同源、冷えた食べ物は体内に取り込まない、が基本の国。西洋食文化を取り入れても、そのまま取り入れないのです。
バラエティ豊かなサンドイッチ中国語
番茄奶酪三明治 (fān qié nǎi lào sān míng zhì) トマトとチーズのサンドイッチ
火腿奶酪三明治 (huǒ tuǐ nǎi lào sān míng zhì) ハムとチーズのサンドイッチ
金枪鱼三明治 (jīn qiāng yú sān míng zhì) ツナサンドイッチ
鱼排三明治 (yú pái sān míng zhì) 魚フライサンドイッチ
肉松三明治 (ròu sōng sān míng zhì) 肉の田麩サンドイッチ。
おさらいの音源。
「三明治(sān míng zhì)」の音源
「加热?(jiā rè)」の音源。