「大都市上海」とよく言われ、
事実上海自体の発展は著しいですが、
上海を離れると、上海が局部的な発展をしている場所だ、
と街の至るところで思い知ることができます。
地下鉄駅を降りた瞬間、
こんなジェントルが降り立ちました。
天秤棒を肩から担ぎ、天秤棒には自分の体の大きさと同じ位の、
荷物をぶら下げた男性。バケツには中国ではよく見かける大型保温瓶。
彼は上海で土木工事など肉体労働に従事し、
出稼ぎに訪れていた労働者と思われます。
春節を控えひと足お先に、これから田舎に帰るのだと思います。
久しぶりに戻るオヤジさんを奥さん、子供が待ってるんだろなー。
この人も久しぶりに我が家の手料理を食べつつ、白酒飲んで、
ニコニコ顔で春節を迎えるんだろうな、など想像してしまいます。
上海の発展、とくに建築物等の箱物や交通機関の工事などは、
このような地方からの出稼ぎ労働者が居ないと成り立ちません。
ちょっと冷静に考えてみてください。
もし日本東京の山手線や大江戸線など、
都心部の公共機関で天秤棒を抱えた地方へ戻る人を見かけるか?
見かける事は殆どないといってよいでしょう。
上海ではマダマダ見かけます。
最初に述べた通り、上海は発展著しいですが、
上海を離れた地方にはこんな人達がまだまだ多く、
地方の発展はまだまだというのが現実なのです。
担ぐの中国語は「挑(tiāo)」
天秤棒の中国語は「扁担(biǎn dan)」
併せて「挑扁担(tiāo biǎn dan)」で天秤棒を担ぐとなります。
今日の振り返り!中国語発声
挑扁担 (tiāo biǎn dàn) 天秤棒を担ぐ
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