上海で中国に馴染みこんでいる日系企業というと、
まず思いつくのはサントリー。

消費者に目につくので印象があるのと、
05年に来た時点で飲料関係が既にラインナップが多かった為。

意外と思うかも知れませんが、
当時の上海のビール勢力はサントリー、地元メーカの力波、
日本人にも同じみ青島が三巨頭。
地元メーカーの光明というのもありました。

光明ビールは実はサントリーグループ。
現在は力波ブランドは中々見る機会が減り、
サントリー、青島勢力に、バドワイザーや、
北京資本系の華潤ビールが割り込んでいる状態。

上海市内、上海近郊の江蘇省昆山などに、
工場を構えるサントリー。写真の工場は上海市内楊浦区にある工場。

サントリーは上海でのシェアが凄いため、
上海人にサントリーは何処国のメーカーか?
と質問しても日系と知らず「上海だ」と答える人も多いです。
それくらい地元に密着、入り込んでいるメーカーなのです。

中国語でサントリーは「三得利(Sān dé lì)」と表現。
ネーミングも非常に優れていますね。3つも得やら利益がある感じ。

中国では漢字から発する意味をもじって、
会社名の音も似たようにするこんなネーミング、
非常に重要ですねぇ。

地下鉄の中吊りにあったサントリー広告。
中国の一部のビールは日本と違って瓶が透明。

日本では透明だと味が劣化するので敬遠されますが、
中国では劣化よりも綺麗さ、美しさ、見た目重視!
劣化する前に売れ切っちゃえばいいんです。

レストランには、ビールを冷やす巨大な冷蔵庫があるのですが、
この冷蔵庫もサントリーの名前が入っていて、広告に一役買っています。

日本的なクオリティを残しつつ、
柔軟に中国現地化をしているサントリー、う~ん脱帽です。

今日の振り返り!中国語発声

三得利 (Sān dé lì) サントリー
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/07/486-02-sandeli.mp3

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