おすすめ上海ローカルフード隊が行く！俺の小籠包。【我的小笼包】

上海THE No.1ローカルフードといえば「小籠包」上海人が愛して止まない、小籠包を食べつくす人気シリーズ。俺の小籠包(我的小笼包)！！中国語の勉強の間に、気分転換がてらにお楽しみを！

小籠包と向き合う９つの心得

心得その１
★ローカル店舗は小皿、レンゲは自分で探して取りに行くべし。店員は持ってきてはくれません。使いたければ自分で取りに行きましょう。

心得その２
★小皿に付いた水滴は備え付けのティッシュで拭くべし。どんな水か分からなーい。と思われた方は、店舗に備え付けのティッシュで拭き取って下さい。

心得その３
★拭いた小皿にお酢をドバドバと注ぐべし。ここはローカル食堂。豪快にお酢を注いでください！

心得その４
★せいろに乗った小籠包は、皮を破らないようそっと摘むべし。優しくそっと箸で摘んでください。

心得その５
★小皿のお酢にチャプンと浸して、レンゲに乗せるべし。摘んだ小籠包を素早く小皿に乗せて、さっとレンゲへ乗せて下さい。

心得その６
★レンゲに泳ぐ小籠包、まず先端をかじるべし。熱々の小籠包は、まず小籠包の先端をかじって下さい。

心得その７
★かじりついた先端部分からアツアツ肉汁を楽しむべし。かじった先端からチューチューと肉汁をまず吸って食して下さい。

心得その８
★小籠包を味わった後は、長居せずにさっさと立ち去るべし。余韻は楽しまず、さっと店舗を立ち去るのがプロの流儀です。

心得その９
★帰り際は黙々と小籠包を包むシェフに向かって感謝の念を抱くべし。美味しいと思ったら、また再訪してください。

今日も美味しく、ごちそうさまでした。

各店舗につけている得点のご説明

「ローカル度」ローカル度が高ければ高得点
「ボリューム」ボリュームが多ければ高得点
「価格」価格が安ければ高得点
「皮うすうす」皮が薄ければ高得点
「肉汁ブシャー」肉汁が多ければ高得点
「ギトピッシャン」さっぱりしていたら高得点
「舌やけ度」アッツアツだと高得点
「作り置き度」注文後作り始めると高得点
「店員冷血度」ニコニコ顔だと高得点

ショーロンポウを注文・食べる時に使える中国語

ローカル店舗でも安心。最低限の表現で通じる使える中国語の紹介です。有名店ばかりじゃつまんなーい。色々な上海を味わってください。

半笼小笼包
bàn lóng xiǎo lóng bāo
ショウロンポウを半籠　※半分売り可能な店舗の場合

一笼小笼包
yī lóng xiǎo lóng bāo
ショウロンポウを一籠

两笼小笼包
liǎng lóng xiǎo lóng bāo
ショウロンポウを二籠

一笼蟹粉小笼包
yī lóng xiǎo lóng bāo
蟹ミソショウロンポウを一籠

有没有勺子？
yǒu méi yǒu sháo zi
レンゲありますか？

有没有筷子？
yǒu méi yǒu kuài zi)　お箸ありますか？

有没有碟子？
yǒu méi yǒu dié zi
小皿ありますか？

有没有醋？
yǒu méi yǒu cù
お酢ありますか？

ガイドブックに載っていない、小籠包を楽しんでみましょう！

杨浦区(楊浦区)

口の中でスープが踊りだす德笼馆(复旦店)

製品名：老牌鲜肉小笼
価格：10元/6個入り
住所：上海市杨浦区国定路485弄3号(近政民路)
営業時間：0
連絡先：021-51258321
地図：地図はここから。

総合得点：8.6ポイント
ローカル度：9ポイント
ボリューム：7ポイント
価格：8ポイント
皮うすうす：9ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：8ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
上海名門復旦大学近くに店舗を構える德笼馆(徳籠館)ちょっと分かり難い入り口が難点ですが、中へ足を進めると立派な門構えの店が出迎えます。

頼んだ小籠包、出来たてが蒸しあがって出てきましたが、竹で出来た蒸籠のいい香りが立ち込めました、

他の店舗では今まで無かった事ですね。蒸籠には店舗の刻印入り。取っ手もついて専門に作っているようです。

店舗を見渡すと、蒸籠は手作り、素材、調味料、コダワリが書かれています。
德笼馆

艶やかな皮で蒸しあがった小籠包。皮は薄め、一口でパクっと食べれるサイズ、肉汁も合格点のジュワー感。
肉の甘さ、粒の大きな粗めのひき肉が、口の中で踊ります。

サイトを見ると、香港にも店舗あり。カナダにも支店オープン予定。中々手広くやってます。

世界に広がる小籠包の味を楽しみたい！そう思ったら、復旦店以外にある、上海人民広場近くのラッフルズスクウェアにも店舗あり。一度、訪れて見てはどうでしょうか？

虹口区(虹口区)

小籠包なのにデカすぎる。上海乔家栅(广中路店)

製品名：乔家栅汤包
価格：8元/5個入り
住所：上海市虹口区广中路11号(近西江湾路)
営業時間：-
連絡先：-
地図：地図はここから。

総合得点：9ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：10ポイント
価格：10ポイント
皮うすうす：5ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：10ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
朝9時の訪問。正直失敗でした。何が失敗かというと、注文した小籠包。とてつもないボリューム。朝向きでは無かったです。今まで訪問した中で間違いなく特大一番。味は申し分なしですよ！

一つの大きさがトンデモナイ。今まで訪問した平均的な小籠包の大きさと比較すると、一粒の大きさが二粒分以上のサイズ。

初めてでした一口で頬張れない小籠包って。サイズが大きいためか、生地は厚め。厚くないと生地が破れて汁が溢れてしまいます。

そんな厚めの生地はモッチモチ。練りがしっかりしているので、粉っぽさは全くなし。少し前歯で生地を噛むと出てきました、肉汁ブシャー！

大きいだけあり肉汁が泉のごとく溢れ出します。その上、蒸したてなので熱さもマックス。餡もカナリの大きさ。

イヤイヤ、先ほども書きましたが、一粒の大きさが二粒以上。頬張りきれない大きさ。これで8元。大きさを通常小籠包に換算しても、お値打ちな小籠包。

ローカル度合いは少々高いのですが、熱さ、旨さ、肉汁度合いをとってもなかなか。この一つの蒸籠で十分に、お腹一杯になって楽しめるボリュームでした。

老鸿昌苏州汤包馆(广灵二路店)閉店

製品名：苏州汤包
価格：6元/6個入り
住所：上海市虹口区广灵二路170号(近水电路)
営業時間：-
連絡先：-
地図：地図はここから。

総合得点：7.1ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：7ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：5ポイント
肉汁ブシャー：6ポイント
ギトピッシャン：6ポイント
舌やけ度：6ポイント
作り置き度：9ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
ここ最近多く見られる蘇州系統のチェーン店の一角「老鸿昌」少し早めの時間に入店です。

頼んだ小籠包は時間帯が早かったので、注文後に蒸し始めたのですが、湯包という割には出てきた小籠包は、ブシャー！！という程の肉汁ではなく、少々残念。

肉汁は餡に醤油が練り込まれているので、透明タイプではなく、琥珀系の色。味付けも少々甘め。

皮も練り込みが足りないのか、厚みがあり少し野暮ったい感じ。モッチモチではなかったです。

蘇州系統の店は麺が強いのは否めませんが、麺と一緒に頼んでパクツク程度の小籠包でした。店舗によって味や作りもそれぞれなので、次回は別の場所にある店舗へ潜入を試みます。

透き通る肉汁が溢れ出す珊珊小笼馆(水电路店)

製品名：鲜肉小笼
価格：6元/6個入り
住所：上海市虹口区水电路999号(近广灵四路)
営業時間：-
連絡先：021-65163135
地図：地図はここから。

総合得点：9ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：9ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：10ポイント
肉汁ブシャー：8ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：9ポイント
作り置き度：9ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
レジで注文後レシートを受け取り着席後に、ハサミにレシートを挟んで渡す完全ローカルスタイル。

今回注文した小籠包以外にも無錫小籠なる品もあり。出てきた小籠包、餡の肉は意外とボリューミー。餡は醤油系統を混ぜ込んでいないので透明な肉汁が溢れ出すタイプ。

ただし肉の甘さよりも餡の味付けとして加えている、砂糖の甘みが先に感じるので好き嫌いが分かれる可能性も。

早めの潜入でしたがアツアツがでてきました。肉汁も申し分なく楽しめるタイプ。生地も丹念に練られているようで薄いのに弾力が感じられる小籠包でした。

一緒に頼んだ麺も意外とうまし。麺自体がよくある中華麺タイプではなく卵麺のようで、モッチリ感が楽しめました。小籠包以外もクオリティが高そうな店舗でした。

店内に足を踏み入れるとそこはレトロ上海。又一村

製品名：南翔小笼
価格：6元/6個入り
住所：上海市虹口区四平路591号(近新港路)
営業時間：5:00-22:00
連絡先：021-65084002
地図：地図はここから。

総合得点：8.9ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：8ポイント
価格：10ポイント
皮うすうす：8ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：10ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
地下鉄十号線邮電新村から歩くこと5分。歴史ある門構えの店舗。店先からもモクモク湯気。

ガラスにおすすめの家庭料理一覧。昔はこんな張り紙がある、店舗が目に入りましたが、最近は見かなくなりました。

この店の最小発注単位は、半分の蒸籠から。16時の訪問に関わらず出てきた小籠包、アッツアツ火傷注意報、発令！こぼれ落ちる汁の洪水です。

皮はやや薄め。入れ替わりが早いので、作りたてで皮も乾いておらず、上海らしく軽く甘目の味付け。朝5時からオープンなので、小籠包食べあるきの一発目に最適ですね。小籠包以外のローカルフードもオススメです。

ほんとの味を楽しむなら早朝訪問に限る。万寿斋

製品名：鲜肉小笼
価格：6元/8個入り※蒸籠の半分。
住所：上海市虹口区山阴路123号(鲁迅故居の真向かい)
営業時間：5:00-22:00
連絡先：136-0167-8832
地図：地図はここから。

総合得点：8.9ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：8ポイント
価格：10ポイント
皮うすうす：9ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：9ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
魯迅旧家の真向かいにある万寿斋。週末9時の時点で店内は地元民で大賑わい。店舗前に並んだ電動付き自転車が、通い客の数の多さを物語っています。

店先に座った店員へ注文。8個で6元と地元価格。注文して座ったと同時に蒸籠が出てきます。

ここで注意。この店の蒸籠はカナリの大きさ。本来は16個用の蒸籠で蒸し上がるので、8個注文だと写真のように何とも寂しい姿となります。数量を一笼(yī lóng)と注文すると16個、半笼(bàn lóng)だと8個となります。

回転数が高いのでテーブルの奥の厨房では、セッセせっせと、小龍包の餡詰めの真っ最中。その為できたてアッツアツを頬張る事ができます。

地元上海人の好みに合わせて、味は少し甘目で肉汁ブシャー注意報！朝から地元民が食べるだけあり、サッパリと平らげる事ができるお味です。

ちなみに魯迅旧家の入場料は8元。小龍包が6元・・・。さすが魯迅先生。亡くなられても稼いでらっしゃいます。

老城庙美食广场閉店

製品名：南翔小笼包
価格：6元/8個入り
住所：上海市虹口区欧阳路196号A105
営業時間：-
連絡先：-
地図：地図はここから。

総合得点：5.9ポイント
ローカル度：9ポイント
ボリューム：6ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：5ポイント
肉汁ブシャー：4ポイント
ギトピッシャン：6ポイント
舌やけ度：4ポイント
作り置き度：4ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
可もなく不可もなし。一般的なローカル中華店にある小籠包。上海人・華東人が愛して食べている日常小吃です。常時蒸された蒸籠からは湯気がモクモク、アッツアツ。

注文後レシートを渡すと直ぐ様食べられる、中華ファストフードの王様。皮が厚くも薄くもなく、一般的。肉汁もジュンジュワ～とは程遠いですが、コストパフォマンスを考えるとお値打ちショーロンポーでした。

ジンダオもよく通う下町の名店。幽兰百味(广中路店)

製品名：南翔小笼
価格：5元/8個入り
住所：上海市虹口区广灵一路148号(广灵二路と广灵四路の間)
営業時間：6:30-18:30位
連絡先：021-6516-7001
地図：地図はここから。

総合得点：8.6ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：8ポイント
価格：10ポイント
皮うすうす：9ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：8ポイント
作り置き度：8ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
これぞ下町の味とも言える隠れ店。早朝オープンからひっきりなしに人が集まりだす名店。小籠包以外にも面、餃子、飯など楽しめる庶民の味方。

見てください、小籠包の肉汁を！皮も薄く仕上がっているので、箸でつまむと肉汁の重さで皮が垂れ下がります。こんな豊富な肉汁ブシャーを口に放り込むと、アフアフ熱くって美味くってたまりません。値段もコレ以上あり得ないだろうの8個で5元。味よしコスパ良し。やっぱり小籠包は庶民の味方、庶民の食べ物なのです。

ただし中国語必須。話せない場合は、紙に「南翔小笼」と書いて持参しましょ。
私はここの「雪菜肉丝面(高菜ラーメン)」が大好きです。

长宁区(長寧区)

虹橋ローカルを楽しむなら。老盛昌古北店

製品名：苏州汤包
価格：6元/6個入り
住所：上海市长宁区茅台路288路
営業時間：6:00-21:00
連絡先：021-62593042
地図：地図はここから。

総合得点：8.8ポイント
ローカル度：9ポイント
ボリューム：9ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：7ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：8ポイント
舌やけ度：10ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
週末お昼の時間帯に潜入しましたが、地元民で大賑わい。蘇州ラーメン系統の老盛昌。蘇州でも小籠包は大人気。ただし老盛昌では「汤包(tāng bāo)」と呼ばれています。

来店している客の注文を見てみると、店舗のメイン品でもある蘇州ラーメンを頼み、「汤包」を注文するというのがスタンダード。「汤包」は6個入りで6元とローカル価格。季節柄、蟹味噌入りも販売中でした。

「汤包＝スープ包み」と呼ばれるだけあり、運ばれてきた汤包は、できたてアツアツ状態。ひとくち食べるとスープの洪水が溢れ出します！味付けはしっかりと醤油系統の風味が付いていて、流れだすスープはホンノリ褐色。

小籠包専門店ではないでの、小籠包自体の皮は少々厚め。軽食というよりおかずの一品に近い感じで楽しめます。

虹橋古北近辺でこの価格帯は超コストパフォーマンス。地元民がひしめき合うのも頷けます。皮厚めが好きな方には十分楽しめる一品でした。

虹橋エリアは小籠包の名店は少ないので、まー仕方がありません。

卢湾区(盧湾区)

ウマすぎるぜコンチクショー！麟笼坊特色小笼包(建国东路店)

製品名：纯鲜肉小笼
価格：12元/12個入り
住所：卢湾区建国东路10号(近肇周路口)
営業時間：7:00-19:30
連絡先：021-63867021
地図：地図はここから。

総合得点：9.7ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：10ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：10ポイント
肉汁ブシャー：10ポイント
ギトピッシャン：10ポイント
舌やけ度：10ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
実はこの店はオープン当初に偶然見つけて、通っている一番のお勧めの店。
今回の各地に散らばる小籠包食べ歩き、再度味を確かめる為に訪問です。

メニューに書かれている通り、注文を受けてから、包み、蒸しをするので、しばし待ちますが必ずできたてを味わえます。ここも生姜の千切りがあるので、一つ注文。

一口頬張ると思わずアツっ！と自然に声を出しそうになる位の肉汁の熱さ。汁もピュアです、透き通っています。
店構え、味の感じは佳家湯包と近いですが、皮の薄さ、熱さ、味、肉汁、価格、サッパリ感、どれをとっても個人的にはやはり評価高し。

小籠包の種類も数多く味わえます。虹橋などにも支店があるようですが、ここの場所のが個人的には推薦店です。

黄浦区(黄浦区)

これが地元民が愛するローカルだ。大富贵酒楼(中华路总店)

製品名：上海小笼
価格：6元/8個入り
住所：上海市黄浦区中华路1409号(近梦花街)
営業時間：-
連絡先：021-63770322
地図：地図はここから。

総合得点：8.1ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：9ポイント
価格：10ポイント
皮うすうす：8ポイント
肉汁ブシャー：7ポイント
ギトピッシャン：8ポイント
舌やけ度：7ポイント
作り置き度：8ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
でました地元民がごッタ返す地元密着系の店舗。レストラン、軽食、持ち帰りと三部構成の店内。外には持ち帰り品を品定めする客の行列。

サービスってものは、何もなしの店内。レジで注文、横に並ぶそれぞれの窓口で、注文の品を取っていくスタイル。THEローカル感半端なし。

小籠包はレジから一番近くでモクモク蒸し蒸し中なので、ひと目で分かります。箸や小皿、レンゲは蒸し上がる小籠包の真後ろ。柱のところに山のように置かれています。

店内は混み合っているので相席必須。地元の息吹を感じながら食しましょう。

価格も最高ランク。噛むと包み込まれた餡の隠し味のごま油の香りが、鼻に突き抜けます。

値段の割には仕事に手を抜いていない味付け。来客の多さの理由も分かります。洒落た店もいいですが、上海を楽しむなら、少なくとは一度、訪れるべき店ですね。

他にもオススメ軽食があるので、小籠包の味付け作りからも期待が大。再訪予定にあげられる店の一つとなりました。

上海一と言われる名店。佳家汤包(黄河路店)

製品名：纯鲜肉小笼
価格：13元/12個入り
住所：上海市黄浦区黄河路90号
営業時間：7:30-20:00
連絡先：021-6327-6878
地図：地図はここから。

総合得点：9.6ポイント
ローカル度：9ポイント
ボリューム：10ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：10ポイント
肉汁ブシャー：10ポイント
ギトピッシャン：10ポイント
舌やけ度：10ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
11時の時点で店を訪れると軽く行列。早めの訪問で良かった。。。場所柄店内は地元民だけではなく、外国人を含めた観光客もチラホラ。

並んで待っていると「今日はもうエビ小籠包は、売り切れだったよ」と、既に食した客が談笑中。この時間で売り切れとは恐るべし。

ここの特長の一つとして小籠包の種類の多さ。普通の豚肉小籠包以外にも、エビと豚、鶏と豚、塩卵と豚、蟹味噌と豚、鶏100％、エビ100％、蟹100％と種類多し。小籠包専門店と思ってください。

今回相席した中華系アメリカ人的には、上海で一番好きな味♪らしく、旅行に来ていたご両親とパクパク楽しんでいました。いやー期待が膨らみます。ここは1元追加で生姜の千切りが付いてきます。甘めの味付けで小籠包の味を引き立てます。

出てきた小籠包。純鮮肉湯包と書かれているだけあり、噛むと白濁のない透明なスープが止まらない終わらない。回転が早いので作りおきでもない。皮の熱さもゆうことなし。これでマズイ訳ないですわ。

行列必須なので好きな時に直ぐ食すことができませんが、食いしん坊は一度は立ち寄った方がよい店です。

南京東路の隠れた名店。泰康汤包馆(南京东路店)

製品名：鲜肉小笼包
価格：30元/10個入り
住所：上海市黄浦区南京东路766号泰康食品店1楼
営業時間：9:30-20:00
連絡先：021-01411112
地図：地図はここから。

総合得点：9ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：10ポイント
価格：5ポイント
皮うすうす：10ポイント
肉汁ブシャー：10ポイント
ギトピッシャン：10ポイント
舌やけ度：9ポイント
作り置き度：9ポイント
店員冷血度：8ポイント

《評価》
上海に旅行に来たら必ず訪れるだろう、南京東路を人民広場から入ること数十メートル。歩きながら食す、小吃を販売しているエリアに店舗があります。

注文すると値札を渡され、席に座って待つこと少々。上の階にある厨房からエレベーターで運ばれてきた小籠包。上海ブランド《愛森》という豚肉ブランドを使用。

いつもの小籠包よりここの餡は、豚肉がかなり粗挽。噛むごとに肉の弾力と歯ごたえが、気持ち良い位に口の中に伝わります。

豚肉の甘みをダイレクトに感じられる小籠包。いつも感じる甘みとはまた違った甘さです。久しぶりに感じる肉の甘さでした。かぶりつくと、出ました肉汁マックスブシャー！皮の薄さも申し分なし。

場所柄のせいで少々値段が張りますが、値段の価値だけある小籠包です。食べ終わった後も、粗びき肉の感覚が、脳みそに記憶された衝撃の逸品でした。

普陀区(普陀区)

上海風の甘めの味付けを楽しむなら。鸿瑞兴(梅岭店)

製品名：鸿瑞兴小笼
価格：7元/6個入り
住所：上海市普陀区梅岭南路399号白云宾馆旁(近兰溪路)
営業時間：-
連絡先：021-5266-5666 021-6297-0852
地図：地図はここから。

総合得点：7.7ポイント
ローカル度：10ポイント
ボリューム：7ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：7ポイント
肉汁ブシャー：7ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：7ポイント
作り置き度：8ポイント
店員冷血度：5ポイント

《評価》
正直周りは一般的な上海の住宅街なんですが、店内に入ると一変！昼間だというのに、中央部の円卓では地元上海人が大宴会中。

中心部は円卓中心の宴会用なんですが、入ってすぐのレジ周辺のエリアは麺やおじや、小籠包などの軽食小吃を食べるエリアに分かれています。往来が非常に多く激しいだけに、場所を分けることで混乱を防止しているようでした。

さて肝心のお味ですが、ここも地元民が多いだけに少し甘目の味付け。肉汁ブシャーは感じられましたが、いかんせんワンタン、麺、上海カツレツ、おじやから、焼き小龍包とメニューが豊富なだけに、地元民も色々と料理を頼まれるのでしょう、小籠包にできたて感が少なかったのが残念。

小籠包自体の味は合格点ですし、上海虹橋や中山公園からご近所の場所。中心部でどローカルを楽しめる数少ない場所かも知れません。話のネタに一度味わいに行ってみてはどうでしょうか。

静安区(静安区)

ローカル入門編の店舗。富春小笼(愚园路店)

製品名：富春小笼
価格：8元/8個入り
住所：上海市静安区愚园路650号(镇宁路の近く)
営業時間：6:00-24:00
連絡先：021-6252-5117
地図：地図はここから。

総合得点：8.7ポイント
ローカル度：9ポイント
ボリューム：9ポイント
価格：9ポイント
皮うすうす：7ポイント
肉汁ブシャー：9ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：10ポイント
作り置き度：10ポイント
店員冷血度：6ポイント

《評価》
場所柄日本人を含めた外国人の出入りもある、このレストラン。夜も24時近くまでオープンしており、小籠包以外のメニューも豊富。普通に夕食を楽しむことが出来る店です。

朝から昼時は小籠包や麺を目当てのお客の往来が多いせいか、店舗で食べれない場合も多く、「打包(dǎ bāo)持ち帰り」にして、歩きながら食べるお客もチラホラ。

ご近所さんなどは鍋を持って、小籠包や麺を持ち帰っていました。通い慣れていますね。

肝心の味。客の往来が多いので、蒸したてアッツアツの小籠包の肉汁ブシャーを頬張れます。ちょっと皮が厚めでモッチモチが好きな方には、ドンピシャな感じですね。二号線江蘇路からも近く味も確実なので、ローカル入門店としてイイかもしれません。

ガイドブックにも掲載される名店。王家沙点心店(南京西路总店)

製品名：蟹粉小笼
価格：12元/4個入り
住所：上海市静安区南京西路805号(石门一路の近く)
営業時間：7:00-20:30
連絡先：021-6253-0404 021-6217-0625
地図：地図はここから。

総合得点：7ポイント
ローカル度：7ポイント
ボリューム：7ポイント
価格：6ポイント
皮うすうす：7ポイント
肉汁ブシャー：8ポイント
ギトピッシャン：9ポイント
舌やけ度：7ポイント
作り置き度：5ポイント
店員冷血度：7ポイント

《評価》
上海市内老舗名店、王家沙。１１月という季節のためか、小籠包は蟹味噌入りのみ。蟹味噌入りということで、4つで12元と少々お高い価格帯ですが、南京西路という立地を考えると、お値打ち価格とも言えます。

夕方16時過ぎの訪問という事もあり、皮に出来たて感は少なかったのですが、そこは老舗、肉汁もたっぷり、店員も外国人観光客に慣れているようで、欧米人来客にも動じずに対応していました。

食べごたえの有る4つでした。欲を言えばもう少し蟹味噌が入っててもいいかな、というのが本音です。

小籠包もいいけど、中華麺も最高！

中華麺も名店ぞろい。動画で名店を紹介しています。