そろそろ月餅の季節が到来。
この季節になると、会社では月餅をどのお客に、
どの位配るか?と、確認の連絡が入り始めます。

多く配ると申請すると、会社から「何でこんなに多いんだ!」と責められ、
少なく申請すると、客から「うちには無いの?」と責め立てられる、
ヤヤコシイ時期の到来なのです。

月餅も昔は大きい箱に入って、
高級感を出していたのですが味は濃厚過ぎて、
日本人には一個は食べられず、半分から1/4個でもう十分。。。
という、アンコにラードが入った、パンチ力大の味。

アンコと一緒に、アヒルの黄身の塩漬けが、
仲良く入っていたりと、バライティ豊かなラインナップ。

月餅にもバラエティ豊かな味の表現を増すために、
こんな表記をする事が。

法式月饼(fǎ shì yuè bing)フランス風月餅。

アンがジャムなどの変化球タイプの月餅。
そもそもフランスに月餅があったのか?
という疑問点が沸くのですが、
おフランスのマダームが、ティータイムで、
食べてるなど想像しながら作ったのでしょうか。

海外の名前をだせば、とりあえず売れる。
高貴な印象を植え付けられる、フランス風。

月餅ではないですが、こんな表記も。
粤式点心类(yuè shì diǎn xin lèi)広東風軽食類
粤は、広東の別称表記。
式は、~風、~的、~様式を表現する中国語。

広東は食の街。
広東風な月餅だと、何だか味がいいのでは?
と雰囲気が伝わるんですね。

豆腐にもこんなネーミング。
日式豆腐(rì shì dòu fu)日本風豆腐。

この絹ごし豆腐、絵柄ものれんで日本風。
実際に日本に対するイメージは、中国人には大受け。
洗練されたヘルシーな意味を日本風からは、
印象を受けるのでしょうね。

色々ある他の式を使った中国語

中式 (zhōng shì) 中国風
韩式 (hán shì) 韓国風
美式 (měi shì) アメリカ風
台式 (tái shì) 台湾風
泰式 (tài shì) タイ風

基本的に国の頭文字を使えば、
その国風、その国様式と表現されます。

今日の振り返り!中国語発声

式 (shì) 様式/風
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2014/08/228-shi.mp3

スポンサーリンク