4月5日から中国は清明節で三連休。この時期は春の陽気に包まれる、上海で非常に短い天候の良い季節となります。
この季節見近づくに連れて、コンビニのレジの横や、パン屋の店先に緑のパッケージがボッカっと陳列。
この季節限定のスイーツ、草だんご。画を見る限り日本の草だんごよりも、化学的な発色の良い色をして、食欲をソソられないのですが、商品には日本の草だんごと同じ自然な色の草だんごもあります。
中国の草だんごは日本と同じで、「艾草(ài cǎo)よもぎ」を使って、もち米で団子を練って、団子の中にアンコが入っています。
ただし、アンコの原料として豚の脂、ラードを使っているので、日本のアンコに比べて味が濃厚。ちょっと好きずきが別れる所です。
私はちょっと重すぎる感じがして、サッパリしている日本の団子の方が好きですね。ただ日本の方はさっぱりし過ぎて、数を多く食べてしまう可能性も・・・。
中国の草だんごの発祥の地は、江南地方と言われています。
今では清明節の習慣も昔と違ってきていますが、古代中国では清明節前の二日間は、「寒食节(hán shí jié)」と呼ばれ、火を使った調理はご法度。
冷食(lěng shí)と呼ばれる、冷たい品、冷たくして食べる物を摂るのが風習となっていました。
その為、この草だんごは一旦加工して保存ができ、冷たいままでも食べられるため、広まった食べ物のようです。
清明節までの期間は至る所で見かけるチャンスがある青团。一度チャレンジするのもいいかも?
上海人がオススメ青团店
上海人がオススメする青团はこんな店です。自分好みの草だんごを探してみてはどうでしょうか?
王家沙点心店(南京西路总店)
静安区南京西路805号(石门一路近く)
地図はココから。
沈大成(南京东路店)
黄浦区南京东路636号(浙江中路近く)
地図はココから。
王家沙点心店(南京西路二店)
静安区南京西路1890号(愚园路近く)
地図はココから。
五芳斋(云南南路店)
黄浦区云南南路28号(延安中路近く)
地図はココから。
今日の振り返り!中国語発声
青团 (qīng tuán) 草団子