右肩上がりの中国物流。インターネット販売の影響を受け、個人受け取り物流が年々大幅な増加が下支えになっています。とはいえども、中国物流業界は戦国時代。その理由は日本と違い、多くの物流業者がひしめき合っているため。

今回は中国語で「快递(宅配便)」と呼ばれる中国にある物流業界の企業の種類や配達員に欠かせない電気自転車の積荷の状況、1個あたりの収益などご紹介したいと思います。

数多い業者がしのぎを削る中国物流業界

日本でもおなじみのEMSをはじめ、ローカル企業の「申通快递(shēn tōng kuài dì)」「圆通速递(yuán tōng kuài dì)」、「韵达快递(yùn dá kuài dì)」 、「中通快递(zhōng tōng kuài dì)」、「顺丰快递(shùn fēng kuài dì)」、「宅急送(zhái jí sòng)」などなど60社以上の物流業者が。

個人向け以外の物流業者も合わせると150社にも膨らみ、顧客獲得の為に日々競い合っている状態です。

配送を下支えする配送業者の強い味方電気自転車

「快递(kuài dì)」は速達や特急便などの意味もありますが、中国では一般的にバイク便や上記紹介した物流業者を指す名称でもあります。そんな末端の個人配送をしている、快递の配送スタッフの乗り物がこちら。


中国名物とも言える、電動自転車。日本の電動自転車の数倍の速度がでます。この自転車にコレでもかと、荷物をくくりつけて運んでいます。

後輪を中心にバランスよく両方に荷物を、ガッチリゴムチューブで固定するのが、運転のブレを失くす最大のポイント。

気になる配送スタッフの1個あたりの気になる収入は

配送フタッフは1個の荷物について、1元(16円)程度の収入になるので、出来る限り一度の配送で多くの荷物を届ける為には、このようなスタイルの配送となるんですね。

もし届けられた荷物の箱が凹んでいたら、バランスを崩して自転車が倒れちゃった、という可能性があるので心して下さいね。

今日の振り返り!中国語発声

快递 (kuài dì) 宅配便/バイク便
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2014/01/kuaidi.mp3

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