2013年日本では流行語大賞が発表されました。「ヤラれたらやり返す倍返しだ」、「お、も、て、な、し」、「今でしょ」一年間で色々な言葉が流行りましたね。

中国でも同じように流行した言葉があります。まだ辞書には載っていない、もしくは載っているけど、流行語の意味と違う場合がありますので、ココでご紹介します。

3億7千万アクセスを生んだ人気バラエティ番組から

爸爸去哪里(bà ba qù nǎ li)パパ何処行くの?

以前サイトでも紹介したので、詳細は省きますが、芸能人の私生活を知りたいという欲求は、全世界同じなのだと思い知らされます。

最近の広告にも多様されています。

人と違う行動を表現する中国語

奇葩(qí pā)浮世離れな行動・言動、風変わり

もともとはキレイで珍しい花、の意味で、この意味から派生しています。

不可思議な行動を取る(人とは異なる行動)浮世離れした行動や言動、難解な行動を行う人、希少で滅多にない行動・思考などに向かって使われます。

この意味には、対象者をバカにしている、という事よりも、一般的な思考を通り越して、次元が違うという感触を表現している感じがあります。

社会主義という世界で、他人と協調性がない発言、考えはタブーとされた期間がある中国。こんな単語が再度脚光を浴びている、という点に、中国の変化を感じられます。

ちなみにワタシは中国人からすると、普通に中国で働く日本人サラリーマンと比べると、奇葩の部類だそうです。

中国ネット社会でも使われる、いいね!表現

点赞(diǎn zàn)いいね!

中国でもSNSは非常に流行っています。

このサイトにもありますが、「記事がよければクリックをお願いします。」中国でも同じように「点赞」という機能が。

赞は「赞成(zàn chéng)」、「赞同(zàn tóng)」の意味なので、記事がよければ賛成、賛同して下さい、という事を表しています。

逆襲、再ブレーク。流行った物を表現する中国語

逆袭(nì xí)逆襲

日本語の「逆襲」から由来しています。そのため、同じように逆境の中から、反撃を起こす、という意味があります。

そのため少し日本語的な要素からは、ずれるのかも知れませんが、こんな解釈でも用います。

再ブレーク

元々流行っていたものが、時間が経ってしまい下火に。しかし時間を経て再ブレーク!

人民服・ホーロー製品、ねじ巻き式時計は時代遅れ!という事で海外や新しい技術の品が当たり前になっていますが、80後の若者たちには、レトロ感が返って新鮮。

イケてないから逆に流行る。

どう考えても、あり得ないのに、何故か流行る。理由は不明だけどナゼか流行っている。日本でもあると思います。

何でキモいってわかってるのにキモかわいいってなるの?イケてないんだけど、そのイケなさ加減が、ツボにハマる。。。

有吉弘行さんは再ブレーク。狩野英孝さんはイケてないけど、イケてる感を醸し出すギャップが面白い。

こんな二人は一括りにすると、「逆袭」として表現ができそうです

PM2.5が飛び散る空模様の中国語

雾霾(wù mái)スモッグ

雾は「霧、霧のようなもの」、霾は「もや」の意味があります。PM2.5が充満する中国の空模様。

確かに霧のような、もやのような状況ですが、実際は空気汚染された空。

そんな状況の空模様をニュースで表現する際に、使われだした雾霾。

車の排気ガス、土壌のクズ、石炭の燃焼、工場汚染などが混ざり合い、雾霾の空模様になっています。

喜ばしいことではないですが、2014年も引き続き使われる単語となりそうです。

下世話な現金の使い方の金持ちの中国語

土豪(tǔ háo)成金

もともと「金持ちの地主」の意味があります。経済発展が著しい今の中国で使われだした「土豪」。

下品なお金の使い方、使い道が派手で意味をなさない使い方、そんな現金を使う中国人成金に向けて、小馬鹿にしたような意味で用いられています。

レストランで何が美味いのか考えずに、「この店の高い順に注文だっ!酒も高い順に持ってこい!」なんて、注文している中国人が居たら、周りの中国人はヒソヒソ声で「彼は土豪ね」と、話しています。

服装は全くの一般的な市民の服なのに、金を持った途端に金のネックレスに、金のロレックス、車はベンツやBMW。しかし服装はいつものまま。

アンマッチな状況を醸し出している、お金の使い方をしている成金中国人も、周りから「土豪」と呼ばれているのです。

今日の振り返り!中国語発声

流行语 (liúxíngyǔ) 流行語
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