武漢の高速道路で見かけた想像以上に巨大だったので買ってみた天津名物の「麻花」皆さんも中国の街で見かけたら試しに購入してみてはどうでしょうか?あまりの巨大さにインスタ映えする食べ物かも知れませんよ。
先週末から仕事の関係で湖北省の武漢という場所に二週間ほど出張中です。上海から高鉄で最速4時間弱、停車駅が多い場合は6時間程度の移動距離なのですが、高鉄の駅から更に地下鉄で一時間半ほど移動した場所を拠点に、車を使って四方八方に活動しています。
そんな自動車で移動中に懐かしい品を発見しました。高速道路の休憩ポイントに停車していた車を発見。それは移動式の天津麻花屋。
上海でも以前チラホラと見かけていたのですが、行政の管理が厳しくなったのか最近はめっきり見かけなくなった移動式の販売店舗です。
これがまた想像を遥かに超えるサイズの麻花を販売しているんです。
そのサイズがこちら。ドーン!
えっ!?サイズ感がイマイチ分からない?
そうですよね・・・それでは引きの画像をどうぞ。
更に引いて他の品と比較してみるとサイズの巨大さが分かると思います。
後ろのポールよりも遥かに巨大なサイズの「麻花」男性の太ももくらいの大きさがあるのです。
ナニ写真撮ってるんだ!と言われかねないので購入してみることに。何味にするね?と聞かれ見てみると色んな味付けがあるようです。
「莲子粉(lián zǐ fěn)蓮の実の粉/粒」「板栗粉(bǎn lì fěn)クリの粉/粒」
「核桃粉(hé tao fěn)クルミの粉/粒」「杏仁(xìng rén)アンニン」「藕粉(ǒu fěn)れんこんの片栗粉」「蜂蜜(fēng mì)はちみつ」「水果汁(shuǐguǒ zhī)果物のジュース」
日本では見慣れない味が豊富かと思います。「れんこんの片栗粉」は中国のスーパーでもよく見かけられ冬になると体を温めるためにお湯に溶かして飲んだりする食べ物です。
どれがいいかなーと実際の商品を見ていると奥に黒い塊を発見。聞くと黒ごまと白ごまがまぶされた麻花。
何となく味の感じも分かるので、今回はこちらを購入。
「一斤(yī jīn)500グラム」と頼むと、中華包丁を取り出して巨大麻花をザグっと一刀両断。
食べやすい大きさにカットして秤に乗せて重量計算。大きくきったからとアレコレ理由を言われ結局2斤ほど購入することに。お値段言い値の90元。
料金の支払いはガラスに貼り付けてあるQRコードで決済完了。販売している品は昔ながらの品ですが、決済部分はやけにデジタル化なのです。
程よい大きさにカットされた麻花はビニール袋に詰め手渡されます。肝心のお味は、ほのかな甘さと胡麻の風味が漂う味。しかしちょっと染み込んだ油が少しあるのが難点。昔の手作りのドーナッツ的な感じというと分かりやすいかも知れません。
これ牛乳と一緒に食べるとサイコ~な感じの味わいです。
しかし一つだけ注意点が。練り込んだ小麦粉が油で揚げることでカナリの強度があり、表面には蜜がかかって結構な粘度があります。ちょっと歯の心配がある人は食べてはいけない巨大な麻花の紹介でした。
今日の振り返り!中国語発声
巨大 (jù dà) 巨大
麻花 (má huā) 麻花/よりより