近所の市場近く。寒さ厳しい上海の街角で座る一人の男性。座りながら構える片手には何やら光る物体が。
近づくと、なるほど中華包丁です。なかなか立派なサイズですよね。日本の一般的な家庭には置いてないですね。
仕事道具はお手製の木製作業場。道具は無駄を省いて洗練されています。
前方に車輪とグラインダー付き。中央部分には砥石と水を張るための、竹製のコップと刷毛が付いています。
前方の車輪は道具を持ち上げて、色々な場所への移動を可能にするため。自分が座っている部分をヒョイと持ち上げて、仕事がありそうな場所をウロウロと回ります。
狩猟民族、中国人。獲物を求めて自ら動いて客を捕まえるんですね。といっても、このお父さんこの辺では、かなりの有名人。
マンションの入り口で腰を下ろして店構えをすると、直ぐ様、周りの住人が包丁やハサミを抱えて、研ぎの依頼をしています。
腕がある、ってことですね。街で見かけたら一度、お願いしてみては如何でしょうか?
今日の振り返り!中国語発声
磨菜刀 (mó cài dāo) 中華包丁研ぎ
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