4月に海外出張のために「ビザ」を中国人が取得したと、
ご紹介をしたのですが、訪問先は「ベトナム」でした。

2月の春節の時点で出張は決まっていたのでの帰国にあわせて、
購入していた物がありました。

それは「CD付 ベトナム語が面白いほど身につく本」

この書籍を購入した理由は、こんなことから。

出張までに付け焼き刃でいいので、ベトナム語を憶えてみる

一言でも現地の単語を憶えておくと、現地の人は喜びます。
中国語でもベトナム語でも同じ。これは間違いないです。

また自分の発する音が相手に伝わるのか試して見たかった。

再度、外国語を学習する新鮮味や困ることを味わってみたかった。

中国語脳が出来上がっている私。

メルマガ会員には中国語を覚え始めの方もいます。
自分が中国語を勉強したての頃の気持ちを思い出すためにも、
他の国の言語をゼロから憶えて、現地で困ってみるという体験は、
中国語学習を始めた際の初心を思い出せるかも知れないと思ったから。

購入した書籍を読んでみて、まず分かった事がありました。

歴史的な背景から中国語の単語の音が似ている単語がある。

中国語由来で言葉が渡ってきている部分もあり、音が違い単語が意外と使われているようです。
これは中国語学習者からすると心強い点です。

日本語 島
ベトナム語 dao(ダオ)
中国語 岛(dǎo)

日本語 賢い
ベトナム語 thong minh(トン ミン)
中国語 聪明(cōng ming)

日本語 大使館
ベトナム語 dai su quan(ダイ スー クアン)
中国語 大使馆(dà shǐ guǎn)

日本語 銭
ベトナム語 tien(ティエン)
中国語 钱(qián)

日本語 車
ベトナム語 Xe(セー)
中国語 车(chē)

日本語 注意
ベトナム語 chu y(チュー イ)
中国語 注意(zhù yì)

※「注意」は現地で分かった単語です。

ベトナム語と中国語で表現フレーズや表現方法が似ている。

単語と同様に音が似ていたり、挨拶として「ご飯食べた?」など表現方法が似ている。

日本語 どういたしまして
ベトナム語 Khong co chi(ホン コー チー)
中国語 不客气(bù kè qi)

日本語 ご飯食べた?
ベトナム語 An com chua(アン コム チュア)
中国語 吃饭了 (chī fàn le)

ベトナム語は6声あるものの、中国語の4声を知っていると勉強しやすい。

ベトナム語の1声:中国語の1声と同じ
ベトナム語の2声:中国語の4声と同じ
ベトナム語の3声:中国語の2声と同じ
ベトナム語の4声:中国語の3声に類似。長め
ベトナム語の5声:中国語の3声に類似。短め
ベトナム語の6声:中国語の4声を更に短くした感じ

日本語からベトナム語を始めて勉強するより、
中国語で声調を知っているので、
この辺も上手くアレンジすると乗り越えられそうです。

文法も中国語と似ている。

肯定文
日本語 私は日本人です。
中国語  shì Rì běn rén (我是日本人)
ベトナム語 toi la nguoi Nhat

否定文
日本語 私は日本人ではありません。
中国語  shì Rì běn rén (我不是日本人)
ベトナム語 Toi khong phai la nguoi Nhat

疑問文
日本語 あなたは日本人でないのですか?
中国語  bù shì Rì běn rén ma(你不是日本人吗)
ベトナム語 Anh co phai la nguoi Nhat khong

「khong」という単語が否定と疑問で場所が違い、
使い方が異なるのですが、並びについては殆ど同じ。

もちろん深く学習を進めれば、
中国語とベトナム語の違いや差が見つかっていくのでしょうが、
簡単な会話のレベルであれば、申し分ないように思えます。

たった一冊の会話本からの情報なので、
私の分析が間違えている点もあると思います。

しかし、ベトナム語を勉強する場合、中国語を学習した経験があると、
日本語から初めてベトナム語を勉強するより、
どうやら勉強がやりやすいという感じがしました。

本を読んでこんな事を考えていたのですが、
留学時代の事で一つ思い出したことがありました。

それは留学時代に二人のベトナム人が居たのですが、
二人とも中国語を吸収するスピードが尋常でない程、
早かったのです。

ベトナム観光地で案内をしてくれたベトナム人女性。
華僑でなく純粋なベトナム人だったのですが中国語が堪能。

話を聞くと8ヶ月ほど勉強したという話でしたが、
日本人が8ヶ月勉強したレベルと比べるとあり得ないレベル。
本当に流暢な中国語の会話力でした。

個人的な見解ですが、
日本人が勉強して3から5年以上のレベル位だと感じました。
ただ注意点が。それは漢字の読みや書きはレベルが落ちる点。

彼らは、中国語の会話の習得は早いものの、
今現在はベトナム語で漢字を使わないので、
読み書きレベルはガクンと落ちてしまうのです。

自分がベトナム語を学習した訳ではないのですが、
実際に現地で中国語を習得したベトナム人と遭遇して、
中国語と類似しているという事が強く印象付けられました。

このサイトとメルマガは中国語学習サイトですが、
もしも今日の話でご興味を持たれた方方、
ベトナム語の学習も始めてみてはどうでしょう。

正直私は、ベトナム語を真剣に勉強しようと思いました。

私の中国語レベルだと一年くらい真剣にベトナム語を学習すれば、
今の自分の中国語力の3割くらいにあたる、
簡単な会話レベルのベトナム語の習得が出来るのではないかと、
個人的に感じることができました。よしやるか!ベトナム語。

本当はベトナムに住んで勉強して生活に困れば、
否応なしにベトナム語のレベルも上がるんでしょうが、
ベトナムに住むわけでは無いので、
中国に留学しているベトナム人でも探してみようと思っています。

皆さんも中国語の次はベトナム語。どうでしょうか?

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