漢字の国の日本人が陥ってしまう中国語学習時の罠です。
先日中国に二度目の駐在という日本人の方と話すチャンスがありました。
お話を聞くと中国以外にもタイに駐在経験もあるなど、
グローバルに働かれている方らしい話は参考になったのですが、
その中で中国語の学習に関して興味を非常に引いた話が。
「ピンインを覚えるのが苦手なんです。」と深刻な表情で話されました。
私がお薦めしたのは以前に紹介した「ピンイン入力中国語術」
簡単な話、簡体字をパソコンで入力してピンインを打ちまくり、
入力が出来ないピンインは繰り返し何度も入力して覚えるという、
地味ですが後でボディブローのように効いてくる中国語学習術なのですが、
この学習方法を紹介した理由は、その方の悩みに合っていたから。
タイに駐在していた時、たった一年程度の駐在だったそうですが、
タイ語のフレーズをある程度覚えられたそうです。しかし中国語になると全然ダメ。
本人の口から「タイ語は文字が読めないので耳で覚えて話せた」との事。
それでは「中国語だと会話はできるんですか?」と質問をすると、
「話すことができない」との事。
「漢字を見て意味を理解しちゃうんですよね」と、
日本人独自の中国語に対しての感触を話して下さいました。
つまり漢字を知っている日本人は、
殆ど同じ形の中国の簡体字も意味がある程度分かるので、
ピンインを理解しなくても分かってしまうという事。
日本人の中国語学習者は「漢字のピンインを覚えていると錯覚していますが」
実は覚えていないのです。
これ漢字を認識してしまう日本人が陥りやすい中国語学習時の罠なのですが、
漢字のピンインを習得すると繁体字になってもある程度分かります。
漢字が読めない欧米人が中国語を流暢に話すのは、
今回お話をしてくれた日本人のタイ語の状態と同じ事が、欧米人に中国語で起きているから。
欧米人は漢字が分からないので、ピンインを覚えて話をするからなのです。
多分このメルマガを見ている方の中でも、
漢字を見てピンインが思い浮かばないという方も多いと思います。
私が実践した中国語入門時にじみ~に続けたパソコン入力ピンイン学習術は、
お役に立つ学習方法の一つだと思います。
まずは今レッスンで使われている中国語の教科書。
パソコンの前に開いてピンインを隠しながら漢字をパソコンに入力してみませんか?
入力できた漢字はアナタが習得したピンインです。
変換できなかった漢字は残念ですがまだアナタが習得できていない漢字のピンインです。
結果は残酷かも知れませんが客観的に簡単に理解していない部分が判明します。
チャレンジしてみよう!そう思ったアナタは、パソコンに向かってみて下さい!
パソコンで中国語を入力するなら、Google入力がお薦めです。
goodなGoogleピンイン無料ソフトの入力設定って?Google【谷歌】
効果テキメン。私が実践したピンイン習得の学習術。入力【输入】