中国人の食の生活様式も年々変わっているようです。

中国で旅のお供といえば「インスタントラーメン」が定番中の定番だったのですが、
ココ最近上海駅などで販売店は見かけるものの、
ズルズルーと「インスタントラーメン」をススッている人を見かける率が減っています。

失礼ですが上海駅で「インスタントラーメン」を食べている方たちは、
服装から判断すると上海に住んでいるというより、
田舎から出稼ぎにやってきた風の方が多いようです。

以前は列車の移動でも“プ~ン”と「インスタントラーメン」のスープの香りが、
車中に充満するのも恒例だったのですが、少なくなっているように感じます。

同じく上海虹橋駅に目をやると、数多くの飲食店が軒を連ね、
待ち時間を使って「インスタントラーメン」販売店を探してみたのですが、
10分程度では見つけることが出来ませんでした。

現在もコンビニエンスストアで「インスタントラーメン」は、
棚の一定の部分を占めていて、数年前まで会社の中国人の若手女性達もお昼ご飯に、
新発売の「インスタントラーメン」を食べていたのが、最近は見かけなくなっています。

友人の上海の中国人に「最近、インスタントラーメン食べた?」と質問をすると、
運良く「食べた」との回答。

「どんな時に食べるの?」と追加で質問すると、
「どうしても時間が無くって」との回答でした。

「普段は食べるのか?」の質問には「食べない」ようで、
「食べない理由は?」の質問には「健康によくなさそうだから」との事でした。

中国人は元々健康志向が高い人が多く、経済的に豊かであれば、
体に良い物を取り入れようと努力します。

友人のように「健康によくなさそう」と言うのは、
中国の報道で、『台湾や中国で麺を揚げる油を「地沟油(dì gōu yóu)」と呼ばれる、
廃油を再度精製して作られた油を元に加工していた』等の話もあり、
健康被害が無いのかと敏感になっているのも事実です。

また友人から聞いたように元々は「時間が無い時」や、
「自宅に食材が無い時」に力を発揮していた食品だったのですが、
中国では急激に「テイクアウトサービス」が拡大中。

少しお金を出して、少し時間を待てば、
”出来たて熱々の美味しい食べ物”を口にすることができる環境が整い、
「インスタントラーメン」の出番が少なくなっているようです。

今日の振り返り!中国語発声

健康 (jiàn kāng) 健康
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方便面 (fāng biàn miàn) インスタントラーメン
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