久しぶりパンチの有る出来事でした。
中国では喜捨を集める人たちを、街の至る箇所で見ることが出来ます。
一般的に多く出没するエリアは、地下鉄の車両内、
外国人観光客が多く集まる観光地、お寺等の入り口、
地下鉄を降りた駅の出入り口。この辺が出没スポット。
仕事でよく使う最寄り駅では、
2日に一回の割合で喜捨集めの人を見かけるのですが、
喜捨の集め方にも独特の個性が存在しているようです。
二胡を弾いて演奏を奏でる、歌を歌う、じっと頭を下げる、
コップに小銭を入れてコップを振って音を立てる、
子供を連れて哀れみを表現、病気の親や子供を同行させる、
泥棒にあって移動費用が無いのでカンパのお願い等が、
よく見かける手法なのですが、今回見たのは初めての手法でした。
駅を降りると、待ちゆく人が皆、彼を振り返り見ているのです。
それに釣られて私も振り向いたのですが、頭に包帯を巻いています。
よくある傷を見せて哀れみ表現かと思ったのですが、
次の瞬間。彼はコンクリートの地面に頭をガンガンぶつけているのです。
地面にも血痕が。。。。
包帯にも血痕らしい後も。
ただ本当に血なのかは少々怪しい感じがしましたが、
非常にインパクトある表現方法なのは間違いありません。
ただ彼の表現方法のインパクトが強烈すぎて、誰も近寄ることができずに、
喜捨を獲得できずにいました。
インパクトも重要ですが、近寄れないシチュエーションは、
返ってマイナスになるようです。
翌日から普通に帽子を被って、頭を下げる喜捨集め方に変更していたのは、
さすがプロという感じでした。
今日の振り返り!中国語発声
绷带 (bēng dài) 包帯
吃讨 (qǐ tǎo) 物乞い