遅延パラダイス中国を満喫しました。貴方なら堪えられますか?
お粥の夜食を楽しんだ翌日は朝から夕方まで工場ミーティング。
ミーティング終了後、そのまま空港へと向かいチケット発券を行うと、
17時の時点で上海便は全て遅延。
予定フライト時刻は19時半だったのですが、
18時半の便に繰り上げてチケットを発券するとの事。
予定より離陸が1時間早くなり、こちらも有り難い話。
結局その後、飛行機は一向に飛び立たずに、22時半まで空港で待機。
次に流れたアナウンスでフライト番号を呼ばれ、
対象の乗客の皆様はホテルで休憩して下さいとの事。
こんな時に必要な事。英語と中国語の数字で表示されるフライト番号を、
確実に中国語でヒアリングできるようにしておくと、非常に有効です。
中国語の数字に関する表現方法の紹介はコチラから。
アナウンスは当然中国語ですし、英語など他の外国語でのアナウンスは一切なし。
その状態で二回程度のアナウンスが流れ、現れた一人のスタッフについて行く乗客たち。
搭乗手続きのゲートエリアを逆走してそのまま空港の入り口へ。
外に待機していたマイクロバスに乗車して揺られる事15分。
航空会社が手配したホテルに到着。
あまりこのような状況を経験することはないのですが、
ホテルスタッフとのやり取りで分かった手続きに関する情報。
・搭乗予定だったエアチケットとパスポートを手渡す。
・部屋は二人一部屋で無償提供。一人の場合は見ず知らずの赤の他人の中国人と休憩。
・相部屋が嫌ならば、追加料金を払って部屋を確保。今回は100元でした。
・追加料金の発票が必要ならば事前に通知。名刺などを渡しておく。
・何時にお呼びがかかるか不明。「電話で知らせます」としか言われない。
ホテルの部屋に入ったのは23時半頃。
シャワーを浴びて、携帯などの充電を行い、いつ電話があるか分からない状態で、
ウトウトしていると4時半にコール。そして一言「下来(xià lái)降りなさい」
フロントで発票と渡したチケットを返してもらい、再びバスに乗車。
流石に普段元気な中国人も、みんな目が死んでいます。
ホテルで返却されたチケットをチケットカウンターで提出。
チケットは便変更の手続きで利用します。
そして当たり前ですが、そんな手続きについて誰も教えてくれません。
前日便の繰り上げを行いカウンターの場所を知っていたので偶然の対応可能でした。
発券されたチケットは7時半のフライト。
そして予定時刻を更に1時間半遅れて、深センの空港を飛び立ったのでした。
もし中国で空港からホテルへ連行された時に困らない為のおさらい。
・遅延チケットは手放さないで保管。
・ホテルに遅延チケットを預けた場合は、チェックアウト時は返してもらう。
・チェックアウト時にフロントは大混雑。発票が必要な場合はチェックインで依頼。
・相部屋が嫌ならば、別料金で対応可能。
・何時に呼び出しコールがあるか分からないので、深酒せずに大人しく寝る。
・遅延チケットを持って空港で便の変更を行う。
・中国人の動きを敏感に感じ取り、遅れないようにする。
今回は行きと帰りで約10時間以上も待たされる結果となりました。
さすがに翌朝の便の遅延連絡が乗客に通達されると、
前日5時間空港で待ち、4時半に起こされて不満を溜めていた、中国人もイッキに爆発。
グランドスタッフに駆け寄っていました。怖いですね。
今日の振り返り!中国語音声
纠纷 (jiū fēn) トラブル
下来 (xià lái) 降りなさい。下って来なさい。