上海での生活を始めた当初、一番困ったのは言葉が話せない事。
当然ではありますが、ちょっとした事も伝えられない。
中国語が出来る日本人を捕まえて、教えてもらった単語があります。
それは「トイレ」という中国語。
入門編の中国語から勉強を始めた私の教科書には、
トイレの中国語単語を調べても出てこない。
辞書を調べても何種類もトイレに当たる単語が出てきて、
どれがよく使われている単語なのか分からない。
辞書には「洗手间(xǐ shǒu jiān)」、「厕所(cè suǒ)」、
「盥洗室(guàn xǐ shì)」、「化妆室(huà zhuāng shì)」などが掲載され、
レストラン・公共トイレなどでもいずれの表現も使われている。
ただし、どれが話し言葉でよく使われているのか、
当時のヒアリング力では一切、「听不懂(tīng bu dǒng)聞いても分からない」。
生理現象が生じた時にトイレの場所を聞き出さないと、
成人を遠に過ぎた男性が海外でお漏らしする訳にはいかなかったのです。
そこで中国語有段者の日本人を捕まえて聞いたのですが、
当時から使われている単語として一番多かったのは「洗手间」その次は「厕所」
私は文字数が少ないという、ただそれだけの理由で「厕所」をチョイスして、
最初に覚えたのですが、正直失敗だったと今では思っています。
やっぱり文字数が多くても一番使われている単語を覚えないと、
中国語初心者で発音が悪かった当時、中国人に中国語が通じる確率が低かったのです。
たった一文字を覚えずに楽をしようとした結果、通じない事が多く、
自分の発音が悪いのかなと思った結果、必死に発音を繰り返したのですが、
発音の問題も大きかったのですが、一番使われているだろう単語を選択しなかった、
そこが一番の大きな落とし穴だったのでした。
私が覚えたかった表現はコレ。
「トイレは何処ですか?」の中国語「洗手间在哪里?(xǐ shǒu jiān zài nǎ li)」
最悪、「洗手间!」だけでも言えると、相手に指で方向を指してもらえれば、
何となくボディランゲージで分かりますものね。
今日の振り返り!中国語音声
厕所 (cè suǒ) 便所・廁
洗手间 (xǐ shǒu jiān) トイレ