中国で思いつく有名食べ物は?の質問にアナタは何を思い浮かべますか?
やっぱし餃子!小籠包!麺!春巻き!とすぐに思いつく方、
これらの料理は中国語では特別な呼び名が存在しているのです。
近所の贔屓のワンタン屋。
ナズナワンタンに目玉焼きトッピングが、私の定番なのですが、
これでお値段10元。
1個の大きさもレンゲから溢れ出す巨大サイズ。
皮もぷりぷりモッチモチで毎日食べても飽きない味なのですが、
この店舗に掲げてある3つのプレートに目をやると、赤色でこんな表示が。
中华名小吃
Zhōng huá míng xiǎo chī
中華有名軽食
千里香馄饨王
qiān lǐ xiāng hún tún wáng
千里香ワンタン王
特许授权店
tè xǔ shòu quán diàn
ライセンス授権店舗
この「千里香ワンタン王」というのは、チェーン展開している店舗名。
個人のオーナーが名前を借りて運営しているのですが、
ワンタンスープに入ってある、焦がしネギやら調味料などが、
チェーン店の秘伝の部分のようです。芳醇な香りにいつも心奪われます。
この3つのプレートは加盟している店舗にそれぞれ配られる品のようですが、
一番上のプレートに表示している「小吃(xiǎo chī)」の文字。
ワンタンというのは中華料理でも「小吃」いわゆる「軽食」にあたる品。
小腹がすいた時、軽く食べる品物という扱いになります。
先に述べた麺や小籠包、焼き餃子や水餃子なども同じ扱いです。
中国の軽食文化は生活をする上でも非常に大切なモノ。
早朝5時、軽食を扱う店舗からは湯気が立ち込め、
蒸したての肉まんや野菜まん、小籠包、麺などを楽しめ、
昼食時になるとそれに併せてご飯物が投入。
夕方からは近所のダンディなおじさま達が、
春巻きやとんかつ、麺に乗せる具材で軽く一杯酒を引っ掛けていたりと、
軽食は中国人に取っては無くてはならない食文化の一つなのです。
今日の無料!振り返り中国語音源
小吃 (xiǎo chī) 軽食
馄饨 (hún tún) ワンタン