ココ最近ATMで人民元を引き下ろすと、目新しい色のお札を手にすることが。
そうです、新しい100元札の登場です。
中国は偽札防止に余念がなく、定期的に新札が登場。
登場するたびに今までの偽札発券機が未対応でエラーになってしまう。
そんなことも起きるのですが、今回の新札は見た目も華やかです。
何が華やかかというと100元の部分が金ピカ。キラッキラに輝いています。
今まで見た目は、大きく印象的な変更部分はなかったのですが、
今回は大胆。金色でうーん、中国っぽい。
過去の100元札を並べてみると一目瞭然。10数年でこんなに様変わりをした100元札。
個人的には10数年前に使われていた少数民族があしらわれていたお札が好きでした。
今回新発券された100元札、巷では「土豪金(tǔ háo jīn)」と呼ばれています。
「土豪金(tǔ háo jīn)」の意味としては「金色の品物」を広範囲に指す言葉。
「土豪」には成金などの意味もあるのですが、もともと金が大好きな中国人。
「土豪金」自体は良い印象で使われている事が多いようです。
「土豪金」で特徴的な製品としては、iPhone。
中国人的には金色フォルムのiPhoneが大人気。
日本人的には全面に金を押した品は一部では敬遠する傾向もありますが、
中国では金押し!喜ばれています。
以前NHKドラマで「上海タイフーン」というのがありましたが、
中国向けに開発した女性向け下着の色を、日本人デザイナーが提示した淡い赤を、
中国側が急遽、濃い赤い色に変更して一悶着があるシーンがありましたのが、
金色と同じく赤い色も中国人的には喜ばれる色。
淡い色やシンプルな色よりも金や赤などの色が喜ばれるのは、
中国らしさがよく表現されているのです。
もし中国でパッケージデザインなどを行う場合赤や金を使う。
重要なことではないでしょうか。
今日の無料!振り返り中国語音源
土豪金 (tǔ háo jīn) 金色の品物
人民币 (rén mín bì) 人民元