先週の続き、中国語会話力をアップするコツを紹介。

中国語学習をしている方から質問を受ける「中国語を流暢に話せるようになりたい」そんな質問や中国語の会話力をアップするコツをお伝えしたいと思います。

外国語を使うと内向的な性格が急に社交的に大変身するのか?

過去に民営の中国語学校の立ち上げを経験したのですが、その時の仕事の一つに『生徒さんの身の回りのお世話』というのがありました。

話を聞いて、学校や教師の状況をヒアリングする目的もあったのですが、生徒さんの一人に半年に一度、短期留学にお見えになる方がいらっしゃいました。中国語に対する愛は半端無く伝わるのですが、一緒に食事をしても行動をともにしても、ほとんど中国語を使わない。

そうこうしていると一度、相談を受けたんですね。「どうやったら中国語が話せるようになるんでしょうか」と。

ちなみにこの方、日本語もほとんど話さない大人しい方でした。もうお分かりかも知れませんが母国語でも普段会話が大人しい方は、中国語の会話でも同じように大人しい方が多いと思います。

『外国語を使うと性格が変わる。』という方も中にはいるでしょうが、基本的に母国語で話す内容や話し方、会話や単語のキャパシティは、母国語より外国語が超えることはまず無いと思います。

ツライかも知れませんが、やはり会話をして使ってみる事からやらなければ、中国語の会話力アップ、中国語脳の活性にはつながらないのです。

相手に話の主導権を握らせるな!

これは留学を初めて半年位経った時に思いついた中国語会話の特訓術。授業で使った会話を他の中国人に使って会話をしてみたい。そう思うのが人間ってものだと思います。

しかし、どうやっても上手くいかない。今日習った「一緒に行きましょう」を絡めた会話をやりたい。。。。けど「一緒に行きましょう」のシチュエーションに行き着かない。

あとは相手から話しかけられた内容、何の会話なのかさっぱり分からない。留学時代にストレスを感じていた時期でした。

そこでこんな手法を思いついたのです。相手に会話の主導権を握らせない為に、コチラから話したいシチュエーションの話題を振る。

要するに会話の話題をコチラ側から絞って相手に伝えて相手にフリートークをさせない。相手にフリートークをさせるとコチラ側が話題に関する単語を知らないと、相手から話題を振られても対応ができません。

対応ができない。つまり話が全く解らない状態になります。そのため主導権を相手に握らせないのです。

話題の主導権を握るため自分で話す範囲を狭めておく

天気の話をするなら、事前に天気の会話に出そうな単語を調べておく。準備をして狙ったターゲット中国人に声をかける。これを繰り返す。

自分の生まれた場所の話をしたいなら、関連する単語を覚える。そして相手に聞いてもらう。

コチラ側の話題が相手に伝わればクリアー。出身は? 你老家是哪里?北方?それとも南方? 北方还是南方?

その次は相手側から折り返しの会話内容を聞き取る事ができるかです。上海。 是上海的。南方だよ。 南方的。

相手が言った内容が分からなかったら、知らないから書いてよ。 听不懂。请写一下。

など、コチラ側の質問に答えてもらう形にすると、相手に中国語が伝わったかも分かりますし、自分が相手の回答の内容が聞き取れるか?が分かります。

これを地味に地味ーに繰り返す。本当に地味ですが後でボディブローのように効いてきます。

もしかしたら秘策があるんじゃないのーと思いながら、読んでもらった方には申し訳ないのですが、劇的にレベルが向上する内容では無かったと思います。

基本、単語量を多くすることが会話のレベルアップに繋がると思っています。そのため音源を公開しているのですが、出来る限り話すチャンスを増やして、主導権を握って『会話シチュエーション範囲限定作戦』で、知っている単語を駆使してどれだけ会話が成立するか挑戦して下さいね。

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