朝から、チャント食事してますか?
夕食にて牛肉焼売を食しましたが、街の看板を見ると、
どうやら牛肉推しの店舗が多い事に気が付きました。
牛肉麺などは台湾、上海でもお馴染みですが、
水餃子、火鍋、火烧と呼ばれる饅頭状の食べ物など、
牛肉推しの店舗がチラホラと。
日頃上海で見かけない品を食べてみようと、
朝食はホテル内ではなく、外へ飛び出すことに。
昼は仕事で自由が利かないので朝と夜が唯一の楽しみ。
宿泊地は瀋陽中心地の中山広場ということもあり、
店選びには困りませんでした。
昨夜食した焼売店の真向かいにあった、
少し渋目の外観が印象的なこちら「久合居原汁炖肉」
朝7時半だったのですが、元気にオープン。
どんなメニューがあるのか覗いてみると、
メニューも分かり易く、牛肉セットの大か小のセットのみ。
牛肉セット。どんなセットが出て来るのか、
試しに一つ「セット小」を注文してチャレンジしてみることに。
店員から「10分程度時間をもらう」と言われて、待つこと少々。
出てきたメニューは銀のトレーに整列されたこんな品。
白ご飯とスープに浸かった牛肉。
「炖(dùn)煮込む」という文字があった通り、
牛肉が煮こまれたスープとして提供されていました。
スープにはたっぷりの長ネギと香菜の薬味が。
肉を持ち上げると卵大の大きさがゴロリと入っていました。
お好みで備え付けの香醋やラー油をトッピング。
食べてみて分かったのですが、肉はホロリと溶けて、
中国の牛肉特有の臭みは一切なし。
瀋陽の牛肉推しの理由が分かった気がしました。
中華風ビーフシチューと言ってもいいかも知れませんが、
八角など中華な調味料などを使わずに、この味が中国でも出せるとは。
中華は奥深いなと再発見。
店内を見渡して分かったのは煮込み用に何個もの、
圧力鍋が置いてあった事。
大きい圧力鍋だとムラが出るのか、
家庭サイズの圧力鍋が並んでいたのが印象的でした。
店名にもなっていた「炖(dùn)煮込む」
置いてあった圧力鍋などを用いて、コトコトと煮込む際に使います。
その為、スープ等で使われていると煮込みスープ。
鶏肉などと一緒に使われていると鶏肉の煮込みなど。
メニューに書かれている素材が煮こまれた状態で、
提供されることが分かります。
調理方法を少しでも知っておくと、
どんな料理が提供されるか分かって中華を味わう楽しみが広がりますよ。
久合居原汁炖肉(太原北街店)
住所:太原北街与北四马路(太原北街近く)
地図:地図はココから
今日の振り返り中国語音源
炖 (dùn) 煮込む
牛肉 (niú ròu) 牛肉