ここまで来るとあっぱれモノです。
住んでいる場所の関係上、ご近所はローカルスーパーのみ。
最近ファミマが出来て、文化の香りが漂ってきた感じも。

日用品なんて基本的には現地調達が欠かせないので、
週末になるとウロウロと買い物を行うのですが、
こんな品が棚に並んでいたんですね。

梅酒がずらり。
見た瞬間、「おっ!チョーヤの梅酒!
やったね、ローカルスーパーでも買えるようになったんだ」と。

で、手にとって見たんですが、ここで中国11年目の感が働いたのです。
ほんの少しですが、なんか違う感じが。。。
この感覚って美味いレストランを探す感覚と近いんですが、
六感が何となく訴えてくる事があるんですね。

ただ、妙な違和感と何処が違うのかが分からずじまい。
あとは価格が40元(800円)。日系企業がここまで、安く販売できるのかなと。
一応、確認用に写真撮影。

別の日、ファミリーマートに立ち寄ると、
梅酒を発見。急いで確認、それはまさしくチョーヤ梅酒でした。

コンビニに置いていた梅酒
帯ラベルは「CHOYAで俏雅(qiào yā)」
CHOYA文字は金色印刷。
梅は完熟した黄色い梅
価格90元(1800円)程度

スーパーに置いていた梅酒
帯ラベルは「QIAOYAで乔雅(qiáo yā)」
QIAOYA文字は金ぽい印刷。
梅は青梅
価格40元(800円)程度

漢字は違うも読みは同じ。
ボトルも同じでキャップも同じ白。
キャップのセロファンも似たような作り。

味はもちろんチョーヤ梅酒の勝ち!と思うのですが、
ここまで来ると完全に悪意があるとしか言いようがない。

このような模倣を中国語では「模仿(mó fǎng)」と呼び、
以前紹介した「東京ばな奈」もどきなど、
まだまだ中国には溢れかえっています。

今日の振り返り中国語

模仿 (mó fǎng) 模倣
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/08/520-01-mofang.mp3

俏雅 (qiào yā) チョーヤ
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/08/520-02-qiaoya.mp3

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