ココ最近、上海の地下鉄ホームで見かける人達が。
座っている女性に向かって話しかけている男性。
一人ひとりの女性に話しかけているのですが、
ある程度、話が終わると次のターゲットに移動。
これを一連繰り返しているのですが、
何やら交渉が上手くいくと、手に持っている何か相手に見せます。
彼が手に持っているのはQRコード。
納得してくれた人は携帯でスキャン。
スキャンは中国語で「扫描(sǎo miáo)」これ彼の商売なんですね。
中国でココ最近人気のウェイシン(Wechat)。
このウェイシンの一つの機能として、各企業が自分の公式サイトを立ち上げて、
告知活動を行っているのですが、告知内容をユーザーに伝える為には、
フォローをしてくれるユーザー数を増やすことが必須。
フォロワーを増やすには公式サイトを見てもらうため、
フォローボタンをクリックしてもらう必要があるのですが、
このフォロー数を増やすのが大変。
大手は広告費用をジャブジャブ使って、フォロー数を増やしまくるのですが、
そんな広告費用が出せない企業は、バイトやスタッフを担ぎだして、
フォロワー数を地道に稼いでいるのです。
ITなのにアナログで地味な作業なんですね。
そこで彼は地下鉄のホームで地下鉄待ちのユーザーを見つければ、
自分たちの公式サイトのQRコードをスキャンしてもらえないか?
と話しかけて一人でも多くのユーザー獲得を目指しているのです。
中国、色々と日本ではあり得ない商売のタネがあるんですね。
今日の振り返りの中国語音源
扫描 (sǎo miáo) スキャン
扫一扫 (sǎo yī sǎo) ウェイシンのQRスキャン
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