日本を離れて11年。地元九州の味、恋しくなる時もあるのですが、上海にも九州特産品と同じような品が販売されています。結構、見つけた時は感動ものだった品がコチラ。

干潟などに生息している二枚貝の一種。名前をアゲマキ貝と申します。中国語では「蛏子(chēng zi)」と呼ばれ、アゲアゲ↑な時に食べると、更にアゲアゲになること必須!

関東人には馴染みの薄いアゲマキ貝

関東地方の方には余りご縁がない貝かも知れませんが、九州特に有明地方などではメジャーな貝。

基本的に一年を通して食することができますが、季節的にはこれからが旬の季節。

中国の海鮮レストランに足を運ぶとついつい頼んでしまう一品。

アゲマキ貝どんな味?調理方法は?

身はあさりよりも大きく柔らかめ、あさりに比べてアゲマキ貝は磯の風味はがつんとストロンガー。九州では素焼き、煮物などで食べたりするのですが、中国では炒めがメイン。

醤油、香味油で炒めたら、最後に魔法のひとかけ、刻んだ万能ねぎをパラパラリ。葱の香りも相まって、ビールが進む一品です。

我が家ともいうべき舟山レストランではここ最近、皿の盛り付けにも注意を払うようになったらしく、以前の盛り付けから完全イメチェン。

現在はこんな状態。イイぇぃ!

殻からパックリ開いた状態の貝を放射状に盛り付け。確かに見栄えもいいですし、美味しげにも見えますね。元々は小汚い小さい店だったのに、よくぞここまでレベルアップしたものだ。

と、感傷に浸りつつパクパク食べてしまうと、皿はこんな状態に。

この貝の良いところは殻から身が丸ごと綺麗に取れる点。貝柱含めて身を余す所なく食べる事ができるのです。

アゲマキ貝に類似する貝、マテ貝

アゲマキ貝に類似しているマテ貝。これは中国語では「竹蛏(zhú chēng)」と呼ばれてコチラも人気のひと品。

ただレストランで扱われている量からいうと貝の取れ高が違うのか、価格がネックなのか「蛏子(chēng zi)」を見かける事が多いです。

食の出会いに感謝。

今日の振り返り中国語音源

蛏子 (chēng zi) アゲマキ貝
※ziは本来は軽声ですが、音源の都合上異なる声調を当てています。
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/07/499-01-chengzi.mp3

竹蛏 (zhú chēng) マテ貝
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/07/499-02-zhucheng.mp3

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