通勤途中には毎日様々な人間模様が観察できて楽しい時間帯。

下車する人の流れに逆らって、
ドンバコと人の激流が自分にぶつかっても絶対に譲らない人。
ギューギュー詰めの車内でも、チューチュー豆乳を飲んでい人。
色々な考えを持つ人が居るのだな、と思うひと時です。

そんな朝の通勤時間、駅で下車して改札口を目指していると、
「ウンギャー!」と叫び越えが改札口から聞こえるではないですか!

ネタの予感!と思い駆けつけてみると、
ひぇぇぇぇーーー!
蛇がヘビがへびが床一面に散乱しているではないですか!

そしてそれを素手でつかみ出す女性。
どうやら当事者、持ち主のようです。

次に瞬間、地下鉄スタッフもしゃがみ込み、
一緒に拾い出しました。廻りは一同唖然。
それにしても地下鉄スタッフ、勇気あるなぁ。
噛みつかれたら痛かろうに。。。

と思いつつ、よーく見てみると。

ニョロニョロ的な要素は非常にヘビに似ているのですが、
これタウナギと呼ばれる淡水に住む生物。

どうもこの女性、タウナギを販売しようとバケツ一杯に、
抱えて改札をでようとしたら、バケツをひっくり返して大わらわ。

いやーどんだけバケツに入れていたの?という数のタウナギ。
ニョロ指数MAX!朝からヘビに見間違えて、目が覚めてしまいました。
皆さんも地下鉄へのタウナギの持ち込みにはご注意!

紹介した「タウナギ」中国語では「鳝鱼(shàn yú)/黄鳝(huáng shàn)」と呼ばれ、
カナリ人気の高級食材。500グラム27元(570円)、ちなみに豚肉は500グラム11元(220円)。
倍以上に違います。醤油煮や素揚げお粥に入れたり炒めたりと、ポピュラーな食材。

私もたまに食しますが、淡水なので処理をきっちりしないと、
臭みが残っている場合も。コックの腕が試される食材です。
歯ごたえはウナギより固め。
白味の肉なので、濃い味付けなどで食される機会が多いようです。

上海近郊ではよく食されるので、
もしレストランのメニューに「鳝鱼/黄鳝」の文字を見かけたら、
恐る恐る試してみるのもいいかも知れませんよ。

今日の振り返り中国語音源

鳝鱼 (shàn yú) タウナギ
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/05/01-shanyu.mp3

黄鳝 (huáng shàn) タウナギ
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/05/443-02-huangshan.mp3

鳗鱼 (mán yú) うなぎ
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/05/03-manyu.mp3

蛇 (shé) ヘビ
https://www.imasugu-chinese.net/wp-content/uploads/2015/05/04-she.mp3

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