コロナの影響で今年の帰国は諦めたのですが、今年に限って帰国時のイベントが目白押しでした。その一つがパソコンの購入。一日中パソコンがつきっぱなしの環境なので、5年目の今年はそろそろ切り替える時期でした。※ちなみに9月の夏の出来事です。
パソコン購入は今でも日本。キーボードにひらがな印刷があるし、同じメーカーのパソコンでも品質の差があるような気がしてならないし。日本語OSを購入したい。等などの理由からいつも日本での購入。
そんな愛機に問題が起きたのでした。。。。
油断していたらパソコンから雑音が
「まだまだ使えるし問題ないか」と思っていた矢先に「カラカラカラ」とパソコンから嫌な音が溢れてきたのです。
「ヤバい」
そうなのです。パソコン内部にあるファンがどうも、不調らしい。
熱がこもりやすい環境はパソコンを徐々に壊れやすくします。知り合いでIT関係の中国人を頼ってパソコンパーツの取替を依頼することに。こんな場合は中国人の人脈を頼る方がよいです。
高額請求の予防というより、関係性がある人に依頼した方が安心。正直、こんな時に数十元をケチっても意味がありません。知り合いから修理場所の情報をもらい、時間を作って向かうことにしました。
訪ねた先は少し怪しめの雑居ビル
紹介された中国人に会いに指定の住所を訪ねると、中国でよく見かける「パソコン城」的な場所とは違いオフィスビル的な雑居ビル。昔、よくあったガヤガヤしたパソコン城とは違う趣です。
「こんにちはー」知り合いの中国人の名前と故障箇所の説明をすると出迎えた中国人がどこかに電話。10分ほど待機した後に出迎えた中国人が手招き。一緒に事務所を出てそのまま一階へ移動。
一階で出迎えた中国人が子供連れの女性と会話を話し始め「あとはついて行って」ということで、彼女の後ろをテクテク着いていくこと3分で交換作業の事務所に到着。
最初に訪問した場所は企業向け案件を請け負う事務所で、移動した先が個人向け中心の事務所の様子。
交換作業の事務所もオフィスビル的な場所。案内してくれる方は子連れの奥様。正直、知り合いの紹介で無いと、こんな場所はたどり着けません。
雑多な場所でテキパキ作業を始める中国人オーナー
事情を説明してパソコンとにらめっこする主人。どうも道案内をしてくれた女性の旦那様。電源を立ち上げてパソコンの雑音を確認した後は、パソコンを分解して中身調査。
その間、ソファーに座って事務所を眺めるのですが、いつも思うのは中国のこの手の修理店の山積みIT部品のぞんざいな扱い。クリーンルームで製造する製品がこんな扱われ方なんて。。。と思いながら待つこと20分。※持っていった場所はメーカーではないので、修理に興味があった場合は個人の責任で行って下さい。
無事にファンの型番も分かり業者へ通知。日本購入品で5年ほど前のパソコンなのでパーツ在庫の確認が必要で今日は中身の確認と型番の確認のみで、後日連絡との事。
見た目は日本製。ただパーツは中国製
数日後に「パーツ発見」の連絡を受けパーツの発注と先行支払をして再訪。交換は20分ほどで無事に完了。耳を近づけても音がなりません。
パーツは深センの業者に依頼して取り寄せたようで、「上海の第一次窓口→上海の交換場所(今、居る場所)→深センパーツ業者卸→深センパーツその他卸」などのネットワークを最大限に活用して交換された新品パーツ。いやーありがたや、ありがたや。
元々のパーツと同じ品を中国で見つけた訳ですが、ファンは中国製。日本製造であっても、パーツの殆どは中国供給品なんでしょうね。
料金は作業費用込みで280元。これで安心して稼働して貰えそうです。日本に帰国できない現状を考慮すると、正直、安上がりでした。
帰ろうとした際に「标签(biāo qiān)ラベル」と言い出した店主。「はて?何のこと?」と思ってその動きを見ていると、パソコン裏にベタッとシールを貼り付け。どうも三ヶ月間保守付きサービス。にくいサービスだなー。
いずれにしても二回目の訪問で無事に交換が完了した私のパソコン。息を吹き返したのでもう少し働いてもらうことになりそうです。しかし10月を迎えた頃に一つの落とし穴があったのでした・・・