中国では商売に対してのハードルが低いというか、
軽く商売始めっか的なノリが非常に高い民族。
スケルトン空き店舗があれば、
ダンボールを置いて野菜を販売始めたり、
靴やらベルトやら革製品を仕入れて販売したりと、
店の外観づくりは二の次で商売を始め、コストを抑えます。
営業許可書的な証明もグレーな感じで、
まー指摘を受けたら、ソソクサ店じまい。
そんな雰囲気も感じられます。
そんなスケルトン店舗で運営中のこのお店。
文具大拍卖
wén jù dà pāi mài
文具大売り出し!
山積みのされた文房具、
というかノートが山のように置かれています。
スケルトン店舗を借りて、机を並べてそこにノートを鎮座。
そこに張り紙をサラサラっと書いて準備OK。
何とも簡単に商売が始まります。
それにしても店舗に書かれた、文字に疑問が残ります。
7.8元/斤
5斤以上6.8元/斤
100斤以上5.8元/斤
うーむ。「斤(jīn)」とは本来、グラムで使う単位。
本を売るなら1冊である「本(běn)」と使うのですが。。。。
もしや?もしや!と思いレジに向かってみると、
ありました、秤が置かれています。
この店、本当にノートを量り売りしているんです。
ノート工場が頑張って作ったカラフルな表示、
素敵なデザイン、使い勝手を考えた作り、
ここの店では一切関係なし!どんなノートでもグラム換算。
野菜や肉なら分かるのですが、ノートを量り売りするなんて。
この発想は私には無かったです。
500グラムで7.8元換算、2.5キロ以上だと6.8元換算、
50キロだと5.8元換算とノートを50キロ買う人がいるのかいな。
という告知方法。
ここのオーナーも仕入れの際に、キロ換算で購入したのでしょう。
細かい設定は面倒だから、同じくキロ換算で売ってしまえ!
という新発想。
文房具を量り売りする、中々斬新な発想の店舗でした。
今日のおさらい中国語
笔记本(bǐ jì běn)ノート
斤(jīn)500グラム
文具(wén jù)文房具
大拍卖(dà pāi mài)大売り出し