発売日 2005
監督 路学长
俳優陣(役柄) 葛优(ラオ/老二) 丁嘉莉(ユイラン/玉兰) 李滨(リアン/亮亮) 夏雨(チャン警官/张警官) 李勤勤(ヤン/杨丽)
劇中ストーリー
舞台は北京。
犬を飼う場合は役所への登録が必要な北京。
しかし民衆は未登録せずに犬を飼う場合もしばしば。
未登録で飼っていたラオの愛犬。
ラオの未登録の犬を警察に没収され、
あの手この手で取り返そうとする、
ただそれだけの騒動を描いたドタバタ映画。
5000元の登録料を払えばカーラは戻ってくるが、
当時の彼らの給与では、5000元貯めるのに3年も掛かってしまう大金。
そんな高価な登録料を払わず、
中国らしい人脈やコネを使って何とか取り返そうとするも、
話はうまく行かず。。。
劇中の中国人の日常生活の表現感。
中国で生活を送っていない人には新鮮に映るでしょうし、
生活をした経験がある、または生活を送っている人からすると、
「生活あるある」満載のTHE中国をみごとに表現している作品。
劇中に出てくる貯金通帳を見て「あっ、工商銀行だ。」
ラオが食事中に飲む飲み物が、「二锅头」だと分かったりと、
中国生活経験者も思ったのではないでしょうか。
ちなみにパッケージでラオ役の葛優が抱く犬は、
カーラではなく、業者にダマされて買った色付き犬。(笑)
国民的スター、葛優(葛优)の人間臭いダメおやじの演技も秀逸です。
你看(nǐ kàn)ごらんよ。
主人公ラオの嫁ユイランと近所のチェンさんとエレベーター待ちでの雑談。
チェンがユイランに建物の下の出来事を見るように促す際に出た一言。
诶!为什么呀?(ěi!wèi shén me ya?)えっ!どうして?
カーラとエレベータに乗ろうとするユイラン。
今日から犬はエレベータに乗れなくなったと聞いてユイランが一言。
你还不回家?(nǐ hái bù huí jiā?)[キミはまだ家に帰ってないのか?]まだ居たのか?
愛犬カーラが派出所に捉えられ、ひと目見ようとラオの息子リアン。
警察官に掛け合うも見ることができずに、
派出所前で座って待っていると、リアンに気がついた警察官が一言。
怎么了?(zěn me le)どうしたの?
カーラが警察に没収され途方に暮れるラオ。
外出しようとした時に立ち止まるラオを見てユイランが一言
谁呀?(shéi yā?)誰なの?
カーラをプレゼントしてくれたヤンの自宅を尋ねたラオ。
玄関を叩くラオに向かってヤンが言った一言。
真的假的?(zhēn de jiǎ de?)本当かよ?
犬を販売する業者を摘発した警察。
パトカーに連行される業者の中に間違えられた捕まったラオ。
そんなラオに気がついたチャン警官。
ラオが捕まった経緯を説明するも、
信じないチャン警官がラオに言った一言。
儿子重要还是狗重要呀?(ér zi zhòng yào hái shi gǒu zhòng yào ya? )[息子と犬、どっちが大切なの?]どっちが大切なのよ?
愛犬カーラが預けられる派出所に、
偶然にも捕まってしまった息子のリャン。
ラオとユイランが息子の様子を見に行くも、
カーラが気になって仕方がないラオ。
そんな旦那に嫁が言った一言。
今日の振り返り!中国語発声
卡拉是条狗 (kǎ lā shì tiáo gǒu) 映画わが家の犬は世界一