日本の地下鉄乗り場ではまず見かけない装置。上海にはこんな設備が地下鉄に備わっています。

見た目でお分かりと思いますが、危険物探知機。日本では見かけないですよね。

上海、北京など地下鉄が走る都市ではお馴染みの装置。ただし上海と北京では、活用の度合いが完全に違います。
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北京の場合。市民は必ず手荷物を装置に通して、改札口へと向かいます。検査率100%。

上海の場合。三割四割の市民が手荷物を装置に通しますが、残りは通さず素通り。

検査員も「通して!」と、一応は言いますが、市民も何事も無かったかのように素通り。正直検査員も結構アバウトな方が多い。

北京は政治の都市。検査が厳しくて当たり前。従わない方が面倒が起きるのか従順に対応。

上海だと「通してどうするの?」という感触が強いのか、素通り市民が多く、稀に細かい検査官がいると、一触即発!小競り合いに発展する場合も。

上海、確かに検査に一貫性がない。

手にコンビニ袋、肩にカバンを掛けた人が、コンビニ袋は検査員に開いて見せて、カバンはそのままノーチェックの検査員。

こんな一貫性がない検査なので、市民も厳重じゃないのよねと、あまり相手にしていません。

ただし上海で政府系の催しがある際は、検査員に混じって公安警察が対応する場合も。そんな時は明らかに検査に協力的になる市民。いやー公安の威厳は凄いです。

検査を表現する中国語、检查(jiǎn chá)最初の漢字「检」が日本語と違います。注意が必要。

また最初の漢字「检(jiǎn)」は三声なので、最初は少し強めに音を出しながら、わざとらしく思える位に音を下げる方が、三声の音が相手によく聞こえます。

三声は日本人には苦手な音。わざとな位、音を下げる。これ以外と三声克服のポイントです。

今日の振り返り!中国語発声

检查 (jiǎn chá) 検査する